省庁の間で、調整をしていて時間がかかったのかもしれませんが、それにしては、
調整されているような通達内容とも言えませんよね。

「学校で爬虫類を飼育するのは好ましくはない」とするまでは、あまり異論ないの
ですが、では、今現在飼育されている個体をどうするのかについては、いささか無
責任のように感じます。
「外部の専門家に相談して」と言われても、一般の飼育者のことも含めて発言して
いるのか、ペットショップの店員さん、町の動物病院の先生にしても、どう答えて
良いのか、困惑してしまうでしょう。
通達の意図が「飼育するな」にあるのであれば、「里親捜し」か「処分」しかない
ことになります。そういう目的の相談であれば、相談されても困るのは目に見えて
います。
「内緒で捨てなさい」ということでなくても、結果はある程度想像がつくことです
から、通達を出しさえすれば自分達の責任にはならないというのでは、ちょっとね。
まさか、そういう時のためにマイクロチップを入れなさいでも困りますが。

通達までにかかった時間を考えれば、このような飼育をしてとか、このような薬剤
を投与してとか、飼育を継続するための対策が添付されていても良かったのではな
いかと思います。
お役人こそ、専門家に相談してからにして欲しかった。

＃カメを診療している獣医師に言わせると、サルモネラ菌の分離率は、極めて高い
　ようなので、注意して欲しいという点までは、理解できます。
　ただ、その先がないのが…。

＃＃サルモネラ対策であれば、家畜の方でも、鳩の方でも取り組んでいる方はいる
　　ようですが。