何時か何処かの掲示板で馬を物のように処分するということで論議がされていました。乗馬クラブの会員とおぼしき人は最後まで面倒をみるべきだといい、オーナーとおぼしき人は、経済的にそれは無理だと言っていました。
馬を助けて牧場に引き取っている人たちにも、一部の有名な馬だけでよいのか。などという手厳しい意見もありました。難しい問題だと思います。
数年前までの私は馬の２〜１０歳までしか知らない人間でした。そこまでしか競走馬として走ることができないからです。乗馬クラブに行くようになって初めて２０歳代の馬と会うようになりました。少し不思議な気持ちでした。
その掲示板でも競走馬は乗馬に転用という名で処分されている、といわれていました。あえて否定はしません。見舞金の多い少ないの問題でそのようなこともあるとおもいます。ただ、馬主さんの中にも当然今までがんばってくれた馬を
引き取ってくれる方もおられるのです。今、私が診ている馬のオーナーは「競走馬中の治療は全て任せる。そして、競走を終えた後のこの子達も責任を持ってみまもってくれ。」といってくれます。つまり、私は今５頭の現役競走馬の行き先
を今から探しているのです。乗馬クラブと知り合ってから短いので、今まで世話した馬はまだ５頭です。中には競馬場の誘導馬として活躍している馬もいますが、乗馬の方に聞くとうまく乗用馬になるのはわずかだとも聞きます。
でも、私が今できるのはこの程度までです。もう少し馬の需要があればと思うのですが・・・