獣医師広報板ニュース

何でも動物掲示板過去発言No.3900-200512-31

濃厚飼料は、
投稿日 2005年11月28日(月)16時34分 投稿者 プロキオン

濃厚飼料は手のひら1杯くらいであれば、問題とはならないでしょう。ウサギの飼育者の
方もペレットを嫌って、乾草のみと制限している方が比較的多く見受けられますが、乾草
を給餌するように提唱したS先生でさえ、少しはあげてとコメントしているくらいです。
与えないと事故が起きるというのではないのですが、少量給餌してあげると、格段に栄養
状態がよくなるからです。
主食を粗飼料として、若干の補助ということで給餌するのであれば、問題とはなりません。
山羊も、少量の濃厚飼料であれば、冬季には助かると思いますよ。

ただ、パンやお菓子は遠慮してください。パンを主食にしていた牛がルーメンアシドー
シスでバタバタ倒れていった例を知っています。
こちらは、単に小麦の飼料というのではなく、パン酵母による鼓張症とアシドーシスが
原因であって、予想よりも短期間で発生します。

D先生というのは、私の言っている先生ではないと思います。小動物臨床で病院を開設
していますから、当然レントゲンは保有していますので。
ただ、動物病院というのも、かなりのデスストックというか、使うことなく死蔵されて
しまう器具や薬品も多岐にわたり、山羊や牛にかかわる医薬品まで常備しておくという
わけにもいかず、診察できるスキルはあっても、電話での問い合わせに「診察できませ
ん」と回答することは充分に考えられることです。
長野で2名、埼玉で1名、栃木で1名、茨城で1名程、私としては心当たりがあります
が、彼らがみな診察を引き受けてくれるかというと、はなはだ心もとない状態です。

お書きになられていることを読むかぎり、何かを口にしてしまったように私には思えま
すが、大学病院に診察してもらうのであれば、当面はそちらでの検査にかけてみるのが
順当なところでしょうね。

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