野生と自然掲示板過去発言No.4000-199902-27
魚野川に、水が戻ってきます。 |
投稿日 1998年12月5日(土)11時09分 こめどころ
新潟の信濃川支流魚野川。東京電力の取水のため、毎秒5.5tを取水していたため、渇水期には川に水が流れていませんでしたが、30年ぶりの水利権交渉の結果、毎秒0.07tの水が帰ってきました。わずかですが、自然動物が戻ってくることになるでしょう。 この他にも、東京の国電のための電力作るためなど、水のない区間があります。改善していって、できる限りの自然復活を目指したいものです。粘り強い交渉を進めた地元のかたがたに敬意を表します。 もう一方の大河である阿賀野川は、水銀汚染で有名になったために開発が進みませんでした。そのため、いまでも信じられないほどの水量があり、むかしながらのすばらしい環境を見ることができます。皮肉なものですが、米軍基地があるところでは自然が守られる沖縄や各地の米軍キャンプ、自衛隊基地に通じるところがあるのです。日本人は自らの国土を愛さないといわれてもしかたがない。極論ですが自然と近代経済のバランスは取れる訳がないと、私は思っています。どっちも、ではなく、どちらか、を選びそのブロックの組みあわせこそを考える時期に来ていると思うのですが。また、自然効率の良いものは、結局経済効率も良いのだという当たり前のことが何故理解されないのか不思議でしょうがありません。最終的に莫大な汚染物の廃棄がいることになれば、いま儲けている企業はひとたまりもなくつぶれてしまうでしょう。その点、毒ガスや地雷と何ら変わりないと思うのですが。無効50年間の処理費用、回復費用は開発者もち(現在はなぜか税金が使われているが)という法があれば、随分違うのですが。結局日本という国の財布から出ているには変わりないのですから。こういう形の所得移転はいいかげんにやめてほしいものです。 (長くなってしまいました・・・・) |
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