獣医師広報板ニュース

野生と自然掲示板過去発言No.4000-200006-36

ナベヅルと春
投稿日 2000年5月12日(金)00時07分 はたの

あんどう様

 素手で保護できてしまうぐらい衰弱しないかぎり、放っておくしか
ないでしょうね。遺伝的多様性を損なうほど個体数が少ない種でない限り、
積極的なナニカはしないほうがいいでしょう。
 昨年春、近くの道沿いの土手で営巣した間抜けなコルリがいました。法的な
こともあり、また、コルリは難飼育種で放鳥できる状態に育て上げる自信も
なかったため見守っていましたが、やっぱり、おそらくはキツネに巣ごと
やられてしまいました。親は無事で、その悲劇で営巣場所選択を学んだ
ことを祈っていますが。野生の捕食者も車どおりの多くない道路は大好き、って
ことぐらい判れよ、って気になりましたが。

 昨秋、庭に小さな池を埋めたら、今日、ヒキガエルが産卵していました。
 溺れないように角材を渡したりして、うーん見た目がなんだか不気味・・・。
 金沢などの研究ではヒキガエルは相当に「いつもの池」に拘るはずなのにちょっと
不思議です。冬の間になぜか池の端でミイラ化していたアカガエルも2匹あり、
当地のように火山灰土壌で水の少ないところだと、新しい水辺に敏感なのかもしれません。
 アカガエルの産卵も来月・・・。数百匹のオタマの世話をするかと思うと
ちょっとクラクラ。池作ってしまったからには責任ないとは言えないし。



 

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