獣医師広報板ニュース

野生と自然掲示板過去発言No.4000-200108-22

レス、御礼
投稿日 2001年7月25日(水)11時02分 プロキオン

ことほさん、GOさん、レスありがとうございます!

問題のカラスは私の見る限りでは、若鳥のように思います。餌を貰えることを
学習してしまって、「ちゃっかり組」に入ってしまったのかも。
GOさんのお知り合いの話は、おもしろいですね。カラスにも一応友情のよう
なものがあるのでしょうか?
友だちがいるのであれば、これから繁殖や冬期の塒など、カラス社会で生きて
行く上で必要なことも学習するチャンスはありそうですね。カラスの塒は、長
野県のような大きな県でも6〜7つしかないそうです。その塒仲間に入会する
のには、どうも審査があるらしく、礼儀知らずは嫌われるとのこと。
私の住む県は小さいですから、冬期の塒もそれほどの数はないと思います。あ
まり人慣れしすぎて、塒仲間に入れて貰えなかったり、繁殖時の連れ合いに恵
まれないというのも気の毒です。
早く、カラスの友だちを作って欲しいものです。

今朝、朝御飯を食べていると、いきなり部屋の中に入って来てキャットフード
をとっていきました。長女が外へ追い出しに行ったのですが、玄関先でまだ中
を伺っています。
病院へ連れて来られるカラスは、たとえ怪我をしていても 嘴も爪も油断がで
きず、緊張させられます。カー子と付き合っていると いつか他のカラスから
痛い思いをさせられるかもしれませんね。

スズメの雛、残念でしたね。野鳥は例え死に瀕していても人間が手を出すべき
ではありません。
しかし、そのまま黙って見ていられないのが、人間の良い所かもしれません。
昨日はとても気温も高く、鳥達にとっても過ごしにくかったと思います。私が
公務員だったころは、気温が34〜36度という日には、ブロイラーの熱射病
が多発し大変でした。
農家がマスコミに夏の風物詩扱いされるのを嫌ったのと、この時期にぶつかる
入雛を避けるようになったので発生報告は減りました。初生雛や中雛くらいま
でなら、このくらいの気温なら問題は起きないのですが、大雛になるとやはり
危ないようです。体温を下げるためのパンチング自体が熱を発生しますので、
やはり事前に薄飼いにしておく必要があるようです。

飼育されている家禽の場合は、人間が全て手をかけなくてはなりませんが、野
鳥の場合は、「どこまで手を貸すか」判断が難しいですね。
原則は手を出さない、出すならできる限り早く自然に戻す、なのでしょうが、
どうも私もこれが実践できているとは言えなくなって来てしまいました。

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