獣医師広報板ニュース

野生と自然掲示板過去発言No.4000-200112-48

ネットの海で漂流
投稿日 2001年11月13日(火)18時56分 プロキオン

こんばんわ、りんママさん。
獣医師広報版で狂牛病の話ができなくなってしまたので、ヤフーやライコスの
掲示板を始めあちこちをさまよっていました。ついでに炭疽菌についてもです。

食品関係の掲示板では、狂牛病では犬についてはまだ発生は確認されていませ
んが、「コヨーテ」で出ているとか発言があったり、ある書籍ではフランスの
豚に発病しているとか記載されていたり、混乱している感がありました。
その一方で、獣医師広報版と同じく有名なサイトでの質問に そこに所属する
高名な先生が猫に狂牛病はないと発言していたりで、本当に混乱に拍車です。
# イタリアでは飼い主と猫の同時発病もあり、注目されているのに。

多くの人達が情報を求めて右往左往している反面、それをからかっておもしろ
がっている人も少なからずおりました。特に炭疽については一層ひどい傾向が
あるようです。現実に封書に白い粉をいれて郵送する輩がいるのですから、ネ
ットの掲示板におかしな人物が徘徊しても不思議ではないのかもしれません。

私の県でも食肉検査所における狂牛病検査結果は、非公開ということでしたが
一転、公開に方針が変更になりました。
しかし、詳細を耳にしたところ、陽性反応が出てしまうのだそうです。そこで
検査担当者を替えて実施すると陰性になるのだそうです。その結果は、なにご
ともなく「陰性」と発表されているのだそうです。
まあ、今現在各地の食肉検査所で実施されているのはELISA検査ですので、
当たり前といえば当たり前のことです。むしろ、陽性反応が頻発するくらいの
感度設定で実施してもらわないと、不安です。恐いのは陽性を陰性と判定して
しまうことですからね。

各掲示板で不思議と共通していたのが、「草食の牛に共食いをさせた酬い」と
いう表現でした。出所は共通しているのかもしれませんが、ある意図をもって
書き込まれていたのか、素朴な意見なのか判断しかねました。

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