獣医師広報板ニュース

動物の愛護掲示板過去発言No.6000-200012-5

「おん太」その後の経緯とお礼
投稿日 2000年9月7日(木)13時01分 おん太の母

当時1歳のオス猫だった「おん太」が交通事故に遭い全盲になってしまって
早くも1年半が過ぎようとしています。
そんな中、ワラにもすがる思いでここを捜し出したのですが、
今ではこのページを通じて良き理解者も得られ、ほんとうに感謝しています。
一時は私も、「目が見えなくなってしまい、顎や歯の一部も無くてどのように
接しようか、、、」と途方にくれていましたが、「おん太」も今ではすっかり
健常猫と変わらぬ生活を送り、他の子と追いかけっこをしたり取っ組み合いして
じゃれたり、あろうことか60cm幅のタンスの引出しを勝手に引き出して、
私が「ここなら解らないだろう」とランダムな遊びの時間用に隠しておいた
ネズミのおもちゃを探し当てます。
目が見えない分、嗅覚もヒゲもフル活動で全身でカバーしているのです。
生命力のすばらしさを痛感する毎日です。
診て頂いた先生も事故直後は「ケージの中で暮らすしかない」とおっしゃって
いましたが、部屋全体をケージと考え、あえて他の子と一緒で特別扱いすることも
なく過ごしましたところ、最初こそトイレや家具などの配置に不慣れで戸惑いも
ありましたが、今ではすっかり順応することができ、たくましく日々を
送っています。
不幸にも障害をおってしまった動物は数知れません。
自然界ならばそれは死を意味します。
しかし1度飼おうと思ってその命を手元に引き寄せた以上、動物にどんなことが
起こっても飼主は最後を看とる責任があります。
住宅事情や近隣の好き嫌い、モラルやマナーや金銭の問題もあるでしょう。
思いがけぬ災害が起こってしまった場合も加味し最悪の場合も覚悟して
おかなければなりません。
「命」ゆえ、これらに悩む飼主がどれほど多い事でしょう。
「家族」が安全に快適に過ごせる場所を確保できた私は偶然にもラッキーでした。
しかしそのために努力も惜しみませんでした。
病院も腕はさることながら、それより先ず話し合える医師に出逢うことができ、
住居も2度変わり、ようやくペットの飼える場所を捜すことができました。
結果的に職場は隣の市になってしまったのですが、後悔どころか移転して
よかったと思っています。
ひとつひとつ、ゆっくりではありましたが、何が優先されて
どんな考えが邪魔になっているかを考えた時、決意ができました。
迷っている時に背中をポンと押してくれたのもこのページで知り合った人の
助言があったおかげです。
課題となっている部分もありますが、先ずは「そういえばそんな猫もいたな」
と記憶してくださっている方へ御報告です。
「おん太」は元気です。
応援してくださった皆様、ありがとうございました。

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