獣医師広報板ニュース

動物の愛護掲示板過去発言No.6000-200102-38

料金は現実的な問題です。
投稿日 2001年2月1日(木)16時44分 中川 幸江

不妊手術に関して、
何も個人開業の獣医さんだけに向けた言葉ではありません。

行政にも、これを見てくださる方皆へも問題提起です。

料金、ウンヌンは、私が50人以上、の餌やり叔母さんと面談した感じとった
ことです。
野良猫の不妊手術がなぜ出来ないか、
お金がかけられない。
つかまらない
その気がない。
です。
つかまらない、その気はない、は私たちが介入することでOKです。
お金がない、全て私たちが出せるわけでないので、
高いハードルになります。

昨日も、不妊手術の支払いウンヌンで、餌やりさんとお話し合いをしています。
結局5000円出してもらうことで話しはつきました。
そこには、全部で18匹いるんです。(泣)
これ、私たちの日常なんです。

これは、不妊手術のボランティアをしている人なら誰でも感じることだと
思いますよ。

野良猫の関して、1匹5000円でしてくださる獣医さんも言っています。
一人の獣医が毎月1匹だけ無料で手術する。
それを神奈川、全国の獣医がすれば、助かる猫はどれだけいるか?

できる獣医さんと出来ない獣医さんがいるのはどうしてでしょう?

料金だけの問題ではありません
野良猫の不妊手術を獣医さんにお願いすると
「捕まえて連れてきてください」と
捕まえられないから相談しているのに、その方法を教えることができません。
仕方なく、私のところにSOSです。

野良猫のことを問題視している獣医さんが少ないのです。
できない理由、本当聞き飽きるくらい聞きました。

もちろん、行政も殺すことにお金をかけるなら、不妊手術へお金を回すべきです。
「動物たちの会」の杉本さんによると、1匹引取り1万円の経費がかかるそうです。
ある地区では、1匹2万円とも言われています。
この数字を見ると、なんとか不妊手術にお金まわせないかな、と思いますが、
行政って今ある現実を止めることに予算組みやすいけど、
先を見込んだ予算の計上ってすごく難しくないですか?

行政動かすより、獣医さん個人の気持ち動かしたほうが
早いです。
友達と「なぜ、わかってくれないかな」
「現実知らないからよ」そこでよく話しは終ります。





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