殺処分がないドイツには動物孤児院がたくさんあります。犬を引き取りたい友人がいて、何度も同行しましたが、いつも職員の態度はいいとは言えません。やはり、疑ってかかるわけです。動物実験が廃止されたドイツでは、ひそかに動物実験をやりたい製薬会社や化粧品会社があるそうなのです。そこで、孤児院では里親を申し出てきた人の職業、住所、環境を調べ、抜き打ち検査さえします。里親になるときも無料ではなく、動物の大きさにもよりますが、ある程度の金額を払わないとなりません。申し出た人にあげますって感じじゃないです。責任もって飼う人であるかどうかは職員の人にもわからないので、抜き打ち検査さえするという方法はすごく有効と思います。それくらいでちょうどいいと思います。いずれにせよ、避妊去勢はドイツでは当然とみなされています。お金もうけのために犬猫をむやみに増やして売る人たちに怒りを感じます。とくに大きな犬は日本には不向きではないでしょうか。実家にくるお坊さんが言ってました。動物管理センターにお経を唱えるために行ったら、ゴールデンリトリバーがたくさん殺されるのを待っていて、すっかり落ち込んでしまったと。