獣医師広報板ニュース

動物の愛護掲示板過去発言No.6000-200206-19

犬はただの犬なんでしょうか?
投稿日 2002年4月19日(金)11時29分 傷心(小心?)のママ

埼玉の田舎に住む子供のいない主婦です。6年前に家族にワンコを迎えました。
よく在る犬親バカ状態になり、わが子も同然に愛情を注いで大事に育ててきました。
その仔が白内障と判り「ほおっておくと失明します」と掛かり付けの獣医さんに
宣告された時は崖から突き落とされた位の衝撃をうけました。

聞く人が聞くと犬ごときになにをオ−バ−な。。。。と思われるかもしれませんが
とにかくそれ位私にとって大切な存在なのです。

今まで「白内障なんて年を取った時になるもの」・・・位の知識しかありませんでしたから
白内障の治療には「眼内レンズを装着」。という事もその時に知ました。
あちらこちらに連絡をとってやっと手術に定評のある眼科医さんが
都内にいると紹介して頂きました。

「失明する」と言われた日からそれはそれは落ち込んでいましたので
この獣医さんに通う事が出来た時は本当に救われた気分だったのです。

その3日後に予約を入れてから週1回通いなした。
眼科医さんは不安な私に「手術の成功率の高さ」「右目は手術しかない」と
説明されてから、手術に向けて3週間くらい治療をして頂いて4月の初めに
オペに望みました。

手術は成功すると信じてましたから、その日の午後に「レンズ装着不可」
の電話を頂いた時は頭が真っ白になりました。
翌日に手術の結果を聞きに伺った時には術後で痛々しいワンコをだっこして
わんわん泣くしかできませんでした。
とにかくこの状況は私にとってショックでした。
辛い思いをさせてしまうかもしれないけど、それだってこの後ちゃんと見える
と信じて決断した事です。
でも、「これじゃただ痛い思いしただけ」・・としか私には考えられませんでした。

話しを伺うと「術中に引っ掛けてしまって水晶体自体を裂いてしまった」
そうです。
先生はきちんとご自分のミスを認めてくださいました。
100分の1で起りうる確率で起った事とも説明されました。

そうですか。運が悪かったですね。。。なんて今の私には思う事ができません。
そして、その運の悪さが自分の大切なわんこに起った事をどう受け止めたら
いいのでしょうか?
たかが犬ごとき・・・にそこまでオ−バ−な、と思われますか?

あるお話と聞いていただいた獣医さんはおっしゃいました。
「先生が自分のミスを認めただけでも素晴らしい事ですよ。
 素人さんになんて説明したって判らない事なんですから、
 誤魔化そうと思えばできる事なんです」・・・と

まるでその先生自身が「たかだか犬ごとき」とおっしゃっている様にその思いが
伝わってきました。
さかんに「人間と犬とは違うんです。」ともおっしゃってました。
たしかに犬は犬でしかないでしょう。
でも、その獣医さんにかける飼い主の思いはどうなるのでしょう。。。

うちの犬とドッグ・スポ−ツもしています。
ちゃんと回復したらまた楽しもう、とも思ってました。
そのことを伝えて時にも「つぎの新しい仔を迎えればいいじゃないですか」とも。
・・・
その先生は私を励ます思いもあってそうおっしゃっているのかもしてません。

でも・・・この言葉の裏には医療ミスがあってもどうどうとやり過ごす実態の
容認、所詮ただの動物、・・・という意識を感じてしまって。
お話した後にとても悲しくなりました。

白内障の手術も・・・「こうなっちゃったケドこういうのもあり」みたいな位
なんでしょうか?
この私の思いはなんだったのでしょう。。。

こんな辛い思いするんだったら、もう動物なって飼わない!とも
思いました。

すみません。ちょっと長文ですね。
うちのワンコは1週間の入院で退院してきました!
右目は見た目には綺麗ですし、とっても元気です。
それはとても嬉しいのですが・・・
なんだか悲しいんですね、私。


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