動物の愛護掲示板過去発言No.6000-200803-28
Re:聞きたいんですが |
投稿日 2008年3月26日(水)11時31分 投稿者 プロキオン
動物実験に使用される動物の数が減らされてきているという理由については、昨日りんママさんが教えてくれている「へそ曲がり獣医さんのホームページ」を覗いてみるとよいですよ。 私も以前、紹介されたときにささっとは目を通してはいましたが、全容までは把握していませんでした。あらためて「ふ〜ん、なるほど」という感じがしました。 西洋では、ノアの洪水以来、人間がエホバに替わって動物を管理する権利を与えられ、そのことによって動物を食べたり使役してきました。その結果として絶滅に追い込まれた動物がたくさん出てしまい、「大きすぎる声」で注意を呼びかけなければならない事態がありました。一方、東南アジアの国々の中には、人間よりも動物をよほど神に近い存在として扱う国々もあり、単一の見方だけで世界が構成されているわけでもないこともわかります。 同じアメリカでも動物実験の学会が開催されるについて、警官隊に守られて会場からでる都市もあれば、デモ隊が会場に近づくことさえできない程、整備が進んでいるという都市も紹介されていました。動物実験にかぎらず、様々なデモが会場となるホテルに押しかけてくる、会場の方もその都度営業を妨害されてたらどうにもならないので、それだけ進んだ整備をするようになる。動物実験反対運動というのも、アメリカにおける様々な運動の中の一つにしかすぎず、その内容を云々されることもなくなっている、ホテル業界からすれば、騒ぎをおこすことなくおひきとり願う相手という位置づけですね。いかにもアメリカらしい話です。 まあ、それゆえ、認識が甘いというか危機管理がおろそかである日本に海外の活動家があらたな証拠をもとめてやってくるということになるのでしょう。 一般の方というのは、動物実験が良い悪いという話までも行くことがなく、何も知らないというのがほとんどです。ですから、そういう人々にもっと実験に使用される動物のことを知って欲しい、「大きすぎる声」もそのためには時として必要ではないかという意見も前回ありました。これも、もっともな意見だと思います。 何も知らない人々には、「実験に使用される動物の存在」を知って欲しいですし、動物実験反対という人々には、「動物実験そのもの」を知って欲しいと思います。 「へそ曲がり獣医さんのホームページ」の中の動物談義のコンテンツで、「高野山」のところがあります。今から30年40年前に海外から動物実験の告発の声が上がった頃、やはり40年以上も前に日本では実験に使用された動物達の慰霊碑を建立した人間がいたのですね。 手法とたどった道は異なりますが、動物達の有様に心を痛めた方は日本にも存在していました。その時代のことですから、おそらく動物実験になんらかのかかわりがある方なのでしょうが、心のある方だったのでしょう。「鬼手仏心」の教えにも沿うように思えます。
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