獣医師広報板ニュース

動物の愛護掲示板過去発言No.6000-200812-50

Re:猿を助けたい
投稿日 2008年11月22日(土)22時00分 投稿者 パールちゃん

実際に怪我を負わされた人はいなくても、人に脅威を与えているので有害獣ですから、市が射殺の決定をしたのは妥当です。
殺すしかないのかとなると、「どうやら隣町の家で仔猿の頃から飼われていた猿が山に放されたようです」がポイントになると思います。
ちゃんと許可を得て飼ったあと野生に戻す目的で放したサルが人に抱っこを求めてくるなら、野生に戻すことに失敗したわけですから、飼養許可・放獣許可を出した都府県や実際に飼育〜放野した者にも責任があるので、市といっしょに射殺しかないのかと話し合う必要があります。行政区分にもよりますが、市だけで射殺を決めるわけにはいかないはずです。そのへんのことを確かめてみてはどうでしょうか。
問題が起きてしまった以上はこのままにしておくことはできませんから、山へ追い返す対策を立てる、再度捕獲して永久飼育する、再度捕獲して野生に帰す取り組みをもう一度する、殺処分する、この4つから結論を出すことになると思います。
と、ここまでは法規上のタテマエです。
寄ってこなければなにも殺さなくてもいいと地域の人が思うかどうかなど、心情の点でサルを生かす道はあると思います。サルが農作物に被害を与えている地域なのかも関係してきます。殺すなんてかわいそうという気持ちだけではサルを救うことはできないので、地域の特性や住民感情などに配慮して考えていかないとだめだと思います。

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