獣医師広報板ニュース

動物看護師掲示板過去発言No.7000-199910-32

看護士の仕事の範囲
投稿日 1999年9月10日(金)22時02分 みゆ


お久しぶりです。人間のナースのみゆです。
私の方は相変わらず、手術室の仕事をしながら動物病院探しですね。
儲け主義ではなく、看護士を自分の助手や家政婦扱いしない病院を
探している最中です。
"お仕事の範囲"が今、話題になっているみたいですけど・・・。
人間の場合、「医師の指示の元に傷病者の療養上の世話、診療の補助、
褥婦(産後のかたのことです)の世話をする」と法律ではなっているようです。
これで現場ではどこまで許されるのか・・・というと
実は私にもよく分からない。
どんなに緊急性が高くても、やらないことは
指示なしでの投薬や医療処置ですよね。
気管内挿管も本来はできません。静脈確保は必要に応じてやってしまうけど。
薬品も「これを使うはず!」と準備は言われなくてもしますが
勝手に注射なんてしませんし、できません。
何かトラブルがあった時に、私達のミスの責任を取るのは
やっぱり医師なのですよ。AHTなら獣医師なのです。
重複してしまう事は多いかもしれません。
でも、看護職しかできない事ってありそうな気がしませんか?
医師はけっこう一直線に物事を見てしまう方が多いので
「看護の立場から、物申す!」は新鮮です。
はっと気づかされることがあると言ってくれる医師もいます。

うーん、なんだか取りとめもない話になってしまいました。
まあ、要は・・・。
心臓マッサージなどの蘇生、注射、などなど
もちろん、知っておかなければならないのですが
派手な処置にばかり目をむけようとしないで
もっと、目の前にいる患者さんに目をむけましょう。
患者さんへのケアってなんだろう??って
ゆっくり振り返ってみましょ。
そんな処置よりも他に求めているものが患者さんにはあるかもしれませんよ。
まして、動物の場合、日本語ではっきりとは訴えませんよ。

ご質問、ご意見ありましたらぜひ聞かせてください。
それでは・・・。

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