白衣さん、初めまして。シッポナと申します。
私は看護士となって十数年経ちますが、自分の経験不足、勉強不足、などで死なせてしまった子がいます。
自分がもっとしっかりしていれば・・・、私の精だ・・・と自分を責め続けました。
その子が亡くなってしまったことで悲しみに暮れて毎日思い出しては泣いていました。
こんなに大きな人間が、小さい命を助けることが出来ないなんて、無力さに腹が立ち
自分はこの仕事をしてはいけないんじゃないかと思いました。
これからどうやって患者さんに接していこうかと悩みました。
でも、可哀想な思いをさせてしまった子の命を無駄にしない為には・・・と考えた時に
その子の事を毎日思いだし、泣き明かし、落ち着いた頃にしっかり考えるんです。
自分は何で助けることが出来なかったのか、何をすべきだったのか、そして体で覚えるんです。
分からなかったら納得するまで調べましょう、聞きましょう。自分の頭でちゃんと理解しましょう。
患者さんはその子だけではありません。何度も何度も同じ症例を見て覚えていくんです。
経験が足りなかったら誰かに助けを求めましょう。その子を助けてあげたいと思ったら
何でもしちゃいましょう。助けてあげられる命は助けてあげましょう。
白衣さんがこれからお仕事をしていく中で、もっともっと辛い経験をすることと思います。
でも、その辛い経験は時間が解決してくれます。数週間、数ヶ月、何年も掛かるかも知れません。
その経験を白衣さんの体にしっかりと叩き込んで置くんです。
そしてたくさんの子達を助けてあげて下さい。
泣いてばかりはいられません。白衣さんを頼っている子がいっぱいいます。
無理に忘れようとはせず、その子のことを思い出しながら頑張って下さい。
こんな偉そうな事を言えるような人間ではありませんが・・・
良かったらメール待っています。お気軽に遊びに来て下さい。