獣医師広報板ニュース

動物看護師掲示板過去発言No.7000-200201-55

野良猫さんのオペは無事終了しました
投稿日 2002年1月29日(火)02時19分 シッポナ

こんばんわ、シッポナです。
看護士を続けて十数年、何度となくこんなことを体験してきましたが、いまだに慣れることはなく、事の重大さに押し潰されそうになりながら、この子にとってどうしてあげることがいちばんなんだろう・・・と、考えれば考えるほど悩みまくります。
そして1人では抱えきれず、みなさんに聞いて欲しくて書き込みしてしまいました。
そのせいで、ふくいさん、みけさん、青衣の天使さん、に悲しく不愉快な思いをさせてしまって申し訳なく思っています。
でも、みなさんに励まされ、決心がついたような気がします。
野良猫さんは、美味しい顔をしてエサを食べ、ゴロニャンと仰向けになり可愛いポーズをとっています。
そんな姿を毎日見て涙が溢れていました。今日の午後まで、考え、悩み、午後3時、「オペをしてあげよう」と先生に言いました。
それから早速準備をして、いた〜い麻酔の注射も頑張り、2時間ちょっとでオペは無事終了しました。
まだ1歳にならないくらいの子で、覚醒も早く、安心しました。しばらくは痛いと思いますが、黄疸が出ていたにもかかわらずバクバクエサを食べてくれた子なので、何とか乗り越えてくれると思います。
病院には、事故で運ばれ治療を続けて、院内猫になった子が十数匹います。1ヶ月近くの治療継続中に、連れてきた方が「やっぱり面倒はみれない・・・」と言ってきて、でもこっちは毎日「頑張れ頑張れ」と看護をしてきて見捨てられない状況になっています。
そんなこんなで私情が絡まり、結局は院内になってしまう。そして捨てられていた子達も、大きくなったら里親を・・・と思っている矢先にてんかん発作や、身体に障害のある子、結局人にあげられない状況になってしまいます。
それでも・・・と思い、待合いに写真を貼っておいても「可愛い〜」って言ってくれるだけで、飼ってくれる人は出てきてくれません。
その内に成長し、ウチの子になったり、院内になったり、結局は手放せなくなっています。
動物病院は愛護団体ではないけれど、ちょっとおまけしてあげるとおばさんパワーはものすごくて、それを聞きつけた方たちが集まって来ちゃったり。
野良猫でも、道端で助けてあげた子でも、きちんと治療費を払ってくれる飼い主さんはいっぱいいて、おまけをすることできちんとした飼い主さんに申し訳ない思いもあって、結局正規の料金を請求せざるおえなくなります。
そうすると、「高いのね〜」とか「もう来ないからね」とか、心にグサッと刺さるような言葉を浴びせられることが多々あります。
いったい私が何をしたというの?と思いますが、きっと理解し合えることのない人達。あなたみたいな人は動物に関わらないで欲しい、と思ってしまう、未熟な看護士です。
いろいろな病院があると思うけれど、ウチは(というか私の意見が優先されてしまうんですが・・・)基本的に助けてしまう、育ててしまう、病院です。
そのせいで、病院の中は院内猫でいっぱいになってしまい、食費やトイレシーツ代、砂代、掛かる費用はバカにならないです。
でも私が決めたことだから、責任があるし、この子達の最期を看取ってあげたい、と言う気持はあります。
でもきれい事ばかりではやっていかれず、今回の野良猫さんも安楽死を選択すれば・・・と言う気持が無かったと言えばウソになります。
オペ後フラフラしている子を見ながら、頑張れ〜!っていう気持と、これからどうしよ〜・・・っていう気持が、グルグルしています。
でも、何とかなる!!何とかする!!と、オペ中野良猫さんの頭を撫でながら思いました。
私しかいないのだから、頑張るからね!!情が移るから名前は付けないでおきましたが、可愛い名前を考えてあげようと思います。
みなさんからの書き込みが無かったら、きっと安楽死を選んでいたと思います。
本当にありがとうございました。謝謝!!

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