先日、初めて男性のＡＨＴ実習生の受け入れをしました。
　これまで、男性を断わったり特別視していたから受け入れの経験がなかったのではありません。男性の実習生がいなかっただけです。
　私のところような田舎にも男性ＡＨＴが出現するような時代になり、ＡＨＴという仕事が社会的に広く認知されてきたのだと感じます。
　で、その感想ですが、「とってもイイ！！」
　私が、女性獣医師だからなのか、それともたまたま来た子が男性の中でも特別優秀な子だったからか、それは判りませんが、とにかく、男性のＡＨＴって、こんなに使えるんだ〜って思いました。
　もし、今スタッフに欠員があれば、絶対その男性ＡＨＴを雇いたいと思います。
　世の中には、私のような病院長もきっとたくさんいるはず。
　男のＡＨＴは就職がなかなか難しいなんておっしゃらないで、アタックあるのみ。がんばれ！
　人は、自分に無い物を欲しがるものです。そういう点で、もしかすると、女性獣医師が院長の病院にターゲットをしぼると、当る確率が高くなるかも。
　もちろん、自分の力を磨き、効果的にアピールできるともっといいですね。
　ただ、ひとつ男性を雇う上で、雇用者が考えてしまうのが、前にもどなたかが書いておられましたが、将来のことでしょう。
　男性というと将来家庭を養っていかなければならない立場に置かれることが多いはず。その時はたして自分は十分彼に応えてやれるのか、という心配です。
　個人の動物病院なんて、吹けば飛ぶような職場です。今は良くても、将来はどうなるかわかったものではありません。女性なら将来を考えなくていいのかと、反論を頂きそうな話ではありますが、現時点での社会では、私の話もある程度は理解してもらえるだろうと思います。
　そこのところさえ、折り合いがつけば、きっと、男性ＡＨＴも問題なく就職できるのではと思う次第です。
　今、男性ＡＨＴとして活躍しようと思っている皆さんは、この仕事の先駆者です。これからの御活躍を心から期待し、応援いたしております。