獣医師広報板ニュース

動物看護師掲示板過去発言No.7000-200310-52

昨日面接を終えて > 面接側から
投稿日 2003年10月3日(金)23時56分 チーママ

わが社も人手が切羽つまって必要です。
でもね、「人手が足りないから、まぁこの人でいいや」と採用して何度泣いた事か。
だから「この人と一緒に仕事がしたい」「この人に仕事をしてほしい」と思える人
が出てこない限り、今いるみんなに我慢して頑張ってもらいます。
応募する方はみな「一所懸命しごとするぞ!」って思っているのです。
一人一人の方は、みな人間的に良い方だとは分かっているのです。
でも長年いる職場ですから、その職場のムードというものが分かっています。
どんなタイプの方がなじんで長続きするのかが分かっています。
やってみて気に入らなかったからとすぐに退職されてしまうのでは、
教える側はたまりません。
面接をするのも教えるのにもパワーがいるのです。
ですから「とても性格の良い人で、やる気もあるのだけど」と思っても
泣く泣く採用を断念する事もあります。
まったく新規オープンなら、かえって気を使いません。
でもメンバーがある程度出来上がっていると、そこに新しい人を入れるのは
冒険でもあるのです。メンバーの統制が崩れる事があるからです。
女性蔑視のようですが、女の私が言う分には構わないと思うので言いますが、
特に女性のチームは影響を受けやすいのです。
ですから例えその人が能力が高くても、経験豊富でも、性格が良くても
こちらの仕事上のニーズとメンバーの釣り合いを考えながら、採否を決めます。
採用する側も採用される側も不幸になりたくないのです。

最後に面接者としての私のチェック事項。あくまでも私のですが。
1)最初の電話(求人を見たのですが・・・)での言葉遣い、話し方
  かける前にどう切り出すか、考えてからかけましょう。
2)いかにもリクルートではどうかとは思いますが、ある程度フォーマルな服装。
  Gパンや流行の服装は、面接者の年齢を考えると得策ではありません。
3)約束の時間の少し前には着いている事。入ったら「面接でお伺いした○○です」
  とはっきり述べる事。「あのー」と言ってきょろきょろされると・・・(^^;;
4)入ってくるところから、出て行くところまでが面接だと思ってください。
  だらしない格好で待っていたり、コートを着たままだったり、面接者が入って
  いっても席を立たないままだったり、挨拶もなしに外へ出て行くと、その方の
  普段が見えます。
  いくらニコニコしてもアルバイト感覚なのかな?って思ってしまいます。
  反対にカチコチになられても、要領の悪い融通の利かない方かな?って思います。
5)履歴書は自分なりに字を丁寧に書くこと。あまりの走り書き等見ると、これで
  仕事の書類を書かれるのでは・・・と思います。
  書く項目はなるべく埋める事。プライベートは書く必要がないと思うのか、
  趣味や得意科目等なにも書かない方がいますが、履歴書の項目すらまとめる
  能力がないのかと思ってしまいます。
6)職業履歴を転々としていないか。転々としているということは、ちょっとイヤだと
  簡単にやめてしまうのだと思われます。ま、中には倒産続きでというめぐり合わせの
  不幸な方もいらっしゃいますが。うちの子供達には「最低3年は我慢しなさい」と
  言っています。どんな職場でもデメリットはあるんです。セクハラや酷いいじめでも
  ない限り、継続があなたの経験を豊かにします。
7)職務履歴、経歴書等、つけられるのならつけましょう。自分をアピールする事も大切。

あまり張り切って一人話しつづけるのも困りもの。まずは相手の話を良く聞くこと。
あまり話してくれない面接者なら「具体的にどんな仕事をするのでしょうか」と話を
ふってみてください。情報をあいまいにするような面接者(多くは院長でしょう)は
実際の仕事でもあいまいな働かせ方をするものです。求人広告にかかれていたことを
改めて説明するくらいの方は、雇用者としての意識も高いと思っていいでしょう。
待遇、給与の支払い方、休憩時間や休日のこと、デメリットも含めて話してくださる
方は、雇用者としてはしっかりしています。
そうは言っても、なかなか上手くいかないこともあります。
面接はお見合いの場と同じと思ってください。良い人同士でも、結婚に結びつくもの
ではありません。やっぱり「ご縁」これをつくづく感じます。
また何度も面接や書類審査で落ちる方。やはり何か足りないもの、相手に魅力を感じ
させないものがあるのです。もう一度ご自分を振り返ってみてください。
以上、面接採用をしてきた立場から書いてみました。職種は違っても、基本的には
そう変わらないものです。参考になれば幸いです。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。