おしゃべりをするムクドリは、偶然テレビを見ておりました。九官鳥に近い鳥
なので、小さい頃から教えるとかなりはっきりと物まねをするようです。
テレビのムクドリも　それこそ九官鳥並みにおしゃべりしていましたね！

おしゃべりをするムクドリは、過去にも例があり、昭和５１年８月２４日付け
の新聞が手元にあります。
記載内容は、ムクドリが「鳥獣保護及び狩猟に関する法律」によって保護鳥に
指定されているため、小さい頃から育てたムクドリを放鳥しよとするが、帰っ
てきてしまう。なんとか飼育を許可して貰えないかと環境庁に願い出たという
話です。１年２ヶ月かかってやっと許可がおり、晴れて飼育できるようになっ
たいう記事でした。
このムクドリが、おしゃべりができたため有名になり、保護鳥を何故飼育して
いるのだという御注進があったようです。


盲導犬チャンピィのお話は見ておりませんが、こちらは有名な話なので、あち
こちで見聞きすることは多いですね。

「彼女達の獣医学入門」、こちらは見ました。昨日は某ディーラーによる腎不
全の療法食の説明会がありまして、帰宅したところちょうど放映していました。
酒井みき、遠藤久美子の両女優さんが出演されていましたね。
就職活動をしている大学６年生にして、「獣医学入門」というのは一般の方か
ら見れば、不自然でしょうね？

でも、獣医師から見れば、あれは「憧れ」の段階であって「入門」にも辿り着
いていません。
「同じ犬なのに実験（手術の実習）に使われる犬は、かわいそう」よくこの手
の番組で、学生の１人が必ず口にする台詞です。
実際にこの台詞を口にしてしまう学生は、周囲から嫌われますね。そんなこと
は口にするまでもないことであり、皆、解剖台や手術台の前に立つまでに　自
分なりに解答を見つけたり、気持ちの整理をして臨んでいることだからです。
安易に口にしてしまうということは、それまで何も考えて来なかったというこ
とを白状してしまっていることに他ならないからです。

「獣医学は誰のためにあるの？」という酒井みきの問いかけに、「人間のため
に決まっているじゃない」と遠藤久美子は答えます。「里美は甘いからね」と
付け加えます。
遠藤久美子は大家畜診療を希望しているという設定なので、考え方が明確に描
かれているのでしょうが、実際のところ小動物診療こそ人間（飼い主）を抜き
にしてはありえません。
バイト先の動物病院の院長（蟹江敬三）が、里美が動物園志望と聞いて、「そ
の方がいいだろうな」という台詞が最初の方にありましたが、確かに枕を降る
意味の台詞になっていましたね。
ラストの方で、里美が「飼い主の笑顔を見るため」という彼女なりの解答に辿
り着いたので、「獣医学入門」というタイトルに行き着けました。
学生ではなく、獣医師の獣医学が今から始まるということでやっとホッとしま
した。

同じく獣医さんを主人公としたドラマが火曜日の９時にありますが、こちらは
御遠慮しています。
飼い主さんは、自分の動物に１００％の力を注いで欲しいと考えています。例
えそれが無理な事であると承知していてもです。男性との恋愛模様が話のメイ
ンであれば、そういう獣医師にどれだけの飼い主さんが自分の動物を託そうと
するのか疑問です。
まあ、そういう設定のドラマなのですから、言うだけ野暮なのですが、女性獣
医師が主人公というだけでも、ずいぶん対照的な仕上がりだなと感じました。

今回はドラマ解説になってしまった！