獣医師広報板ニュース

動物関係マスコミ掲示板過去発言No.7700-200209-48

番組構成に配慮を!
投稿日 2002年5月14日(火)00時32分 えむ

おそらく皆さんもご存知の人のように運動能力を測る某人気番組がケガ人続出で打ち切りとなりましたが
その1つに愛犬と飼い主がパートナーとなって、あらゆる困難が待ちうけるコースに兆戦していく
「スーパードッグ」と称したコーナーがあるんですが私は犬の時だけ時々、見たりしてました。

昔みたコースではアジリテイっぽいレベルでお仕事犬ならばいけるか?!具合のコース設定で
その微妙さや微笑ましさもあり乗り越えた時の感動や面白さもあり楽しめたけど何ヶ月か振りかに先日
見たところ「へ?!これって犬が兆戦するコース?!」とアゼンとしてしまいました・・
人気が出て成功者も多く一応、犬の習性や行動も安全性も考えたうえでの設定でしょうが
それは、あくまでも番組構成や面白さを追及したものに過ぎず、ただ単に困難極まる過激なコースで
レベルUPとは計り知れない危険なものにしか私は思えませんでした・・。

しかも飼い主が愛犬の習性や性格を見極め特訓し、よく考えてあるな〜・・と感心すると共に
その進み方には危険を伴うものもあり正直、痛々しくて見てられないと同時にコースの設定等に
疑問と怒りが湧き上がりました。両足が震え完全に動きが止まったり、それでも何とかして
飼い主の期待と命令に従おうとする犬や、どう見ても不可能なサイズのワンや向かないワンなのに
体当たりで兆戦するワンたち・・。

腰がひねられて落ちていく姿、震える瞳で助かろう!と必死にしがみつき思いっきりアゴを付だじ両手全開
爪を出しきって耐える姿、もがきあがき恐怖心におちいる目・・とても痛々しイ その姿に笑いや楽しさは
ハッキリいってないです!飼い主や番組スタッフにとっては失格か成功かでしかないけども彼らにとって
生きるか死ぬかの必死の瞬間瞬間でしかないと思うと涙が出そうになり、またどれだけのストレスと恐怖心を
あおってるか分ってるのか?せめてサイズ別にコースを配慮するべきでは?!(大型犬にとっては
たいした高さでなくとも小型にとっては自殺行為だったり小型は渡れる幅でも大型の足では肉球がはみ出し犬も
理解できてるのに対し来い!来い!では虐待になりかねません・・そんなこんなでスッカリ私は
この企画担当者に疑問?!を持ち不愉快でした。今回の事故には驚いたけど、よくよく考えると「やっぱりね」
という気持ちの方がでかいしケガ人は人だけででなく絶対にワン達もいたはず・・違和感程度なら犬も我慢したり
飼い主も気づかないだけで・・と思わされました。

今どこもペット番組が多いですが最近 昼間にあった番組はコーナー紹介後に必ずリスクや必ずしも
そうでない事を口頭によって(しかもゲストや司会者と進行役達、皆で話し合う形で)しっかりと視聴者に伝え
全体的にも動物愛護側についた番組構成で大変感心し非常に良かったです♪

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