「タマちゃんはどこにもいる」今朝の新聞の投稿欄にあったものです。
汚れた川に現れたタマちゃんが、汚れてきたりやせてきたりしたのを見て「保護し
てほしい」という声が多くなったのに対して、「川を汚したのは人間、タマちゃん
を見ている人は追いかけまわしたり金儲けをしたりするだけ、本当に大事に思うな
らゴミを拾うなど何か行動したりするはずだ。　アザラシ一匹を保護したからと
いって助けた気になるのは間違いだ。　「弱ったタマちゃん」は私たちの知らない
ところにもたくさんいるのだ。」といった事が書かれていました。（だいぶ端折り
ました）

そうなんですよね・・・
私は心情的には保護して北の海へ還してあげたいとも思うし、自然にあるものは自
然に任すべきで、それで死んだら仕方が無いとも思うしで、「お役所」の判断じゃ
ないけど、今はまだ見守るしかないと思っています。
だけど、確かに「タマちゃんはどこにもいる」んですよね。
アザラシのタマちゃんは見た目が可愛くて愛嬌もある、存在感がある。だけど、
可愛くもなく、愛嬌も無く、目立たない他の生き物も同じ川に居て、もしかしたら
繁殖の相手も居なくなり、その川でひっそりと姿を消そうとしている生き物も居る
かもしれません。
私も目につきやすいタマちゃんだけを見てしまっていた事に、その投稿で気づかさ
れました。

それにしても、皆で声を揃えて「タマちゃ〜ん」と叫ぶ子供！！特に先生が引率し
て連れてきたらしい幼稚園児の集団、先生共々後から頭を叩いてやりたくなります
が、ニュースなどでとりあげる時、はっきり「大声で呼んではいけない」と言って
ほしいですね。何か子供に（その後ろに居る親に）遠慮しているのか「気持ちはわ
かるんですけどね〜」「つい呼んじゃいますよね〜」と、後でフォローするような
ことを言ってあいまいにしているように私には思えるのですが、考えすぎかな？