シネマチェックトップページ50音別indexカ行index 


カプリコン・1      


1977年 アメリカ・イギリス (CAPRICORN ONE)
アクション・SF・スリラー   

<監督> ピーター・ハイアムズ
<キャスト> エリオット・グールド , ジェームズ・ブローリン

<ストーリー>
アメリカで、初の有人火星探査船が打ち上げられた。しかし、打ち上げ直前、飛行士たちはロケットから離れ、違う場所に連れていかれる・・・。

<感想>
人類初の火星着陸が実は、真っ赤な嘘だった・・・まるでコントのような話ですが、制作されたのが、アポロが月面着陸して8年後ということで、当時、物議を醸したようですし、未だに月面着陸に対する疑惑があるのは、この映画のせいなのかもしれません??(^▽^)。

前半は、少々退屈でした。
この大きな嘘をついた理由がNASAのメンツのためであったり、宇宙競争に勝つための偽装・・・ということで、今でいうと、三菱自動車の燃費偽装みたいなもんでしょうか。
もちろん、それよりも、もっと規模は大きい話ですが、そのわりには、なんだか全体にショポイです(^_^;。

綿密な計画で、行われたのでしょうが、もっと詳細な打ち合わせとか、火星着陸時の滑稽だけど真剣な演技指導の様子とかを入れたら、もっと楽しかったでしょうけど・・・・それでは、完全にコメディーになってしまいますか・・・(-_-;)。

後半は、状況が一変した後の、飛行士の厳しいサバイバルが描かれていて、これは、なかなか緊迫感がありました。
人の命をなんだと思ってるんでしょうね。
それにしても、あんなに簡単に逃げ出せるような施設だったなんて、事の重大さの割に、余りにもユルすぎです。

飛行士ブルーベーカーを演じたのは、ジョシュ・ブローリンのお父さんのジェームズ・ブローリン。
斜め後ろ姿が、ジョシュにそっくりでした。(2016,06,19)



シネマチェックトップへ