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カフーを待ちわびて      


2009年 日本
ロマンス   

<監督>中井庸友
<キャスト>玉山鉄二 , マイコ , 勝地涼 , 高岡早紀 , 沢村一樹

<ストーリー>
沖縄の離島で雑貨店を営む青年、明青(玉山鉄二)は、愛犬のカフーと、のんびりした日々を過ごしていた。そんなある日、彼の元に幸という女性(マイコ)から手紙が届く。手紙には、彼の書いた絵馬を見て、嫁になることを決心したと書かれていた。そして、その後、本当に、幸が、島にやってくる・・・。

<感想>
原作は、第1回日本ラブストーリー大賞を受賞した原田マハのデビュー小説だそうです。

確かに、ラブストーリーであり、また、ファンタジーっぽくもあり、現実感が薄く、だからこそ心地よい映画でした。

その上、それを、美男美女が演じているので、さらに夢のような物語になっていて、全編に優しさがあふれていて、癒されます。
舞台も沖縄ですからね〜。風景はきれいだし、あの話言葉が、心を優しくしてくれます。
まあ、悪く言ったら、毒にも薬にもならない・・・のかもしれませんけどね(^^)。

でも、美しい海、のんびりした時間、まとわりついてくる犬・・・。
現実に、私の周りにないことばかり(^^)。
たまには、こんな映画の世界に入り込んでしまうのも現実逃避になっていいですよね。

ストーリーには、島の開発問題も絡んできて、その点だけは、リアルで、
ちょうど普天間の問題の時期でもあったりするので、心が痛みました。

主人公を演じた玉山鉄二は、最初は、長い髪がうっとうしくて、いかにも身の回りのことにかまわない人っぽいのに、
髪を切ると、いつもの通り、ハンサムになるのも、うれしいところ(^^)。

幸役のマイコは、まだ私には、あまりなじみのない女優さんなのですが、私が見た彼女は、いつも、あまり生活感の感じられない女性を演じています。
今回の役も、そうだったのですが、それが、彼女の雰囲気とよくマッチして、よかったと思いました。
勝地涼も、元気がよくて、いいアクセントになっていて、よかったです(^^)。

ただ、どんなに美しいベールをかけても、明青の母親がしたことは、許し難かったですが・・・。

それにしても、ラストまで、夢の中の世界のような、そんな映画で、最後まで心地よかったです(^^)。(2010,05,30)



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