シネマチェックトップページ50音別indexカ行index

心のままに      


1993年 アメリカ ロマンス

<監督>マイク・フィギス
<キャスト>リチャード・ギア , レナ・オリン , アン・バンクロフト

<ストーリー>
自称大工のジョーンズ(リチャード・ギア)は、雇われた建築現場の建物の屋根から飛び降りようとして病院に担ぎ込まれる。担当したのは、精神科医リビー(レナ・オリン)。彼女は、彼を躁鬱病と診断するが、無理矢理退院してしまう。そして、その後も彼は、大金を散財したり、コンサートの舞台に上がってしまったりと、奇行に走るのだった・・・。

<感想>
躁鬱病については、聞いたことがあるぐらいで、あまり知識はなかったのですが、やはり、大変な病気なんだなぁと思いました。
躁状態の時は、自分は、空をも飛べるんだと思って、危ないことも平気でしてしまうし、鬱状態の時は、「だめだ・・・」と、ひたすら落ち込んで自殺の可能性が大きいのですから。周りのケアと、治療は、欠かせないですねぇ。

そんな状態のジョーンズに恋愛感情を持ってしまう女医リビー。病気の彼相手に、あり得そうもない設定ですが、医者も人間ですからねぇ。明るく、溌剌としたジョーンズを相手にしていたら、ついつい惚れてしまうって事でしょうか。
人間の不可思議な精神状態を相手にする精神科医の自殺率は、他の科の医師よりもはるかに高いそうです。それも、よく分かる、大変な職業だと思います。

女医リビー役は、レナ・オリン。美しく、知的な女医役が、とても合っていました。悩める彼女も素敵です。
躁鬱病のジョーンズ役は、リチャード・ギア。魅力的なジョーンズをとても素敵に演じていますが、ちょっと二枚目過ぎるのが、うそっぽく感じられて、この場合、逆に欠点になっているような気がしました。(2007,03,25)



シネマチェックトップへ