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君の名前で僕を呼んで      


2017年 イタリア・フランス・ブラジル・アメリカ (CALL ME BY YOUR NAME)
ロマンス   

<監督>ルカ・グァダニーノ
<キャスト> アーミー・ハマー , ティモシー・シャラメ , マイケル・スタールバーグ

<ストーリー>
夏休みを毎年北イタリアで過ごす17歳のエリオ(ティモシー・シャラメ)は、そこで、父親(マイケル・スタールバーグ)の助手としてやってきたアメリカ人、オリヴァー(アーミー・ハマー)と出会う・・・。

<感想>
夏休みを、避暑地で、けだるく過ごす17歳のエリオを描いた作品で、去年アカデミー主演男優賞にノミネートされ、その存在感のある演技とたたずまいで、話題になりました。

映画は、避暑地でのエリオの様子を、美しい風景を背景に、淡々と描いています。
最初はオリヴァーを嫌っていたエリオが、徐々に彼に惹かれてゆく様子と、お互いに、少しずつ相手の気持ちを確かめてゆく過程が繊細に描写されていました。

”君の名前で僕を呼んで”というやりとりは、私には、あまりぴんとこなかったのですが、恋人同士のじゃれ合いの符合のようなものでしょうか。

前半は、あまりにも淡々としているので、あまり感じるところはなかったのですが、
終盤、エリオのオリヴァーに対する気持ちが痛いほど伝わってきました。

映画を見ているときよりも、見終わってからのほうが、彼らの一夏の恋を、北イタリアの、まるで絵画のような美しい風景とともに、深く感じたのでした。

それにしても、エリオのご両親の洞察力と、深い理解には、恐れ入りました(^_^)。(2019,03,17)



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