シネマチェックトップページ50音別indexカ行index


ことの終わり      


1999年 イギリス・アメリカ ロマンス

<監督>ニール・ジョーダン
<キャスト>レイフ・ファインズ , ジュリアン・ムーア , スティーヴン・レイ , イアン・ハート

<ストーリー>
作家のベンドリックス(レイフ・ファインズ)は、2年ぶりに旧友のヘンリー(スティーヴン・レイ)と再会する。ヘンリーは、妻・サラ(ジュリアン・ムーア)が、浮気をしているようだと悩みを打ち明けるが、かつてサラと不倫関係だったベンドリックスは、その相手が誰だか知りたくて、探偵を雇って調査を始める・・・。

<感想>
美しい妻を持つと、男は、苦労ですねぇ(^^)。

サラの夫と元愛人が、サラの今の恋人を巡って、嫉妬の炎を燃やし、苦悩する物語です。

冒頭から謎めいた雰囲気で、引き込まれました。
2年ぶりに再会したというモーリスとヘンリーの間にあるぎこちなさとは?
挿入される過去の映像の意味は?
そして、第3の男は、いったい??

謎は、徐々に解けてゆきます。

切ない男と女のロマンスなのですが、
最初のうちは、ジュリアン・ムーア演じるサラの貞操感が感じられず、”だらしない女”に見えてしまい、彼女に対する悪感情がわいてしまいました。
ただ、それは、映画が後半に入ってくると、否定されます。
そして、とても感動的なストーリーになるのですが・・・。

でも、それがあんまり伝わってこないというか、インパクトが薄くて、当初の悪感情が、いつまでも残ってしまいました。
結局は、不倫なわけだし、最終的に神がかり的な話になってしまうからなぁ。

ヒロインのジュリアン・ムーアは、とても綺麗に撮影されていて、しかも、謎めいた雰囲気が良く出ていて良かったです。
この時彼女は、30代最後の年ぐらいかな。成熟したエロティックなヌードシーンも、なかなかいいです(^^)。
お相手のレイフ・ファインズは、私の苦手な俳優さんですが、このような、ダークなロマンスがよく似合う人ですよね〜。今回の役も、よく合っていたと思います。(2009,09,30)



シネマチェックトップへ