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シャネル&ストラヴィンスキー      


2009年 フランス(COCO CHANEL & IGOR STRAVINSKY)
ロマンス

<監督>ヤン・クーネン
<キャスト>アナ・ムグラリス , マッツ・ミケルセン

<ストーリー>
1913年。パリで、初演の日を迎えた作曲家のストラヴィンスキー(マッツ・ミケルセン)だったが、彼の音楽は、パリの人々には、受け入れられず、失敗に終わってしまう。しかし、ただ一人、ココ・シャネル(アナ・ムグラリス)だけは、彼の才能を買い、彼に、自宅を開放するが・・・。

<感想>
去年、公開されたシャネル映画3本の中の1本で、これで、ワタクシ、全作制覇です(^^)。

ブランドに関心がないので、シャネル映画は、敷居が高い上、さらに”ストラヴィンスキー”を知らなかったので、3作の中で、私には、一番、縁遠い映画だと思っていました。
でも、前に見た2作「ココ・シャネル」「ココ・アヴァン・シャネル」とはまた違った切り口で、意外と面白く、たのしめました。

時期的には、恋人ボーイを交通事故で失い、シャネルとしてのブランドをすでに確立させた後の話で、
自信にあふれ、テキパキと仕事を進めてゆくココと、また同時に、恋人を失い、孤独の陰を背負ったココが描かれています。
他の2作に比べると、完成されたシャネル色が、色濃く描かれていて、黒と白の無機質な服とインテリアがとっても素敵。

服のラインは、あくまでシャープで、洗練されてはいるけれど、映画で描かれたシャネル像も相まって、ひんやりとした冷たさも感じます。
彼女の家に同居した、ストラヴィンスキーの妻が、部屋に色の付いた物を飾る気持ちが、よく分かりました。

でも、そんな個性的で強い彼女に、男は、ふらふらっとしてしまうのでしょうか。
ストラヴィンスキーも、こんな状況(妻と同じ屋根の下にいながら)ふらふらっとしてしまうのでした(^^)。

元々、彼の才能と、その才能を生かし切れない彼の苦悩とに、関心を抱いたシャネルが、
彼を手に入れたいと思ったところから、この物語が始まるのですから、それも、当然のことです。

シャネルを演じたアナ・ムグラリスは、初めて見る女優さんでしたが、スラッとしていて、とてもきれい。
私は、実物のシャネルを知らないけれど、こんな感じだったのかなぁ。
フランスでは、「ココ・アヴァン・シャネル」のオドレイ・トトゥも、シャネル的女優と言われたそうですが、二人の女優さんは、だいぶイメージが違います。
果たして、どっちが、シャネルのイメージに近かったのでしょうか。

映画としては、シャネルの華麗なるファッションもふんだんに見れたし、ドロドロの恋愛劇も見ることが出来たこちらの方が、面白かったです。(2010,11,07)



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