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全然大丈夫      


2007年 日本 コメディー・ロマンス   

<監督>藤田容介
<キャスト>荒川良々 , 木村佳乃 , 岡田義徳 , 田中直樹 , 鈴木卓爾 , 蟹江敬三

<ストーリー>
古本屋の長男・照男(荒川良々)の夢は、「世界一怖いお化け屋敷を作ること」。しかし、30になる彼は、自他共に、このままではいけない!と思っていた。照男の幼なじみ、久信(岡田義徳)は、人のいいサラリーマン。ある日、久信が勤める会社に、新入社員としてあかり(木村佳乃)がやってくる。しかし、彼女は、想像を絶するほどの不器用な女性だった・・・。

<感想>
バイプレイヤーとして、特有な個性を発揮している俳優、荒川良々の主演コメディー映画です。

この題名といい、なんだか荒川良々の個性に”おんぶにだっこ”的だなぁと思いつつ見始めました。
前半は、思った通り、見たのは失敗だったかも?!という思いが渦巻く映画鑑賞となりました(^^;。

ちっとも笑えない?お化け話をする荒川良々演じる照男。あまりにも変な行動の木村佳乃演じる木下あかり。この二人を取り巻く周りの人たちも、変な人ばかり。
誰にも感情移入できずに、どうしましょうーーー(^^;という感じでした。

でも、後半になってくると、どんな失敗をしても、どんなに、ダメダメな人でも、それはそれで、大丈夫なんだよ〜〜、自分らしく生きればいいんだよ〜〜という思いが、伝わって来ました。

私は、どちらかというと、いつもせかせかと何かをしていないとダメな人で、その上、ポジティブ思考な人なので、結局、彼らに感情移入は出来なかったのですが、ラスト近くのあかりの様子を見て、あぁ、良かったね〜と、安心したというか、ほのぼのとは出来たのでよかったです。
荒川良々や岡田義徳、蟹江敬三が演じる彼らの個性も、それはそれで、貴重だし、こんなにいろんな人がいるからこそ人間って、面白いのよね。と感じます。
でも、もし彼らが家族だったり、同僚だったりしたら、私、イラつくかもしれませんが、そんな時は、「全然大丈夫」と言いながら生きていきたいと思います。(2009,07,16)



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