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ザ・ファイター      


2010年 アメリカ(THE FIGHTER)
伝記・スポーツ   

<監督>デヴィッド・O・ラッセル
<キャスト>マーク・ウォールバーグ , クリスチャン・ベイル , エイミー・アダムス , メリッサ・レオ

<ストーリー>
アメリカの寂れた町、ローウェルに住む、ディッキー(クリスチャン・ベイル)は、天才ボクサーとして町の人気者だったが、今やドラッグのために、身を持ち崩していた。その弟ミッキー(マーク・ウォールバーグ)は、現役ボクサーだが、兄や、母親に振り回されて、なかなか芽が出ない。そんな時、ミッキーに恋人(エイミー・アダムス)が出来た・・・。

<感想>
アカデミー賞助演男優賞をクリスチャン・ベイルが、助演女優賞をメリッサ・レオが受賞しました。
でも、ボクシング映画・・・(^^;。
私の最も苦手なジャンルです(T_T)。

でもでも、クリスチャン・ベイルが初オスカーを手にした作品、見逃すわけには、いきません!と、決死の覚悟で見に行きました(^^)。

案の定、ボクシングシーンは、辛くて辛くて、大変(T_T)。
でも、思った以上に楽しめたので、やっぱり見に行って正解でした。

楽しめたと言っても、クリスチャン・ベイルや、メリッサ・レオが演じた”どうしようもない人たち”への嫌悪感は相当なものでした。
でも、それは、そのまま、彼らの演技力のたまもの。
クリスチャン・ベイル演じるディッキーのあの軽薄さと、いい加減さには、もう、怒りさえ感じましたよーーー(^^;。
そして、あの家族の無知ぶりも、呆れて物が言えません。

というわけで、私が感情移入したのは、普通の感覚を持つ気の強いエイミー・アダムス演じるミッキーの恋人シャーリーン。
アホ家族を相手に、一人果敢に、まっとうなことを主張する彼女に、頑張れ、頑張れ!と、ひたすら念じておりました。
強い彼女のおかげで、心のモヤモヤもすっきりしましたよ(^^)。

でも、今まで一緒にいて、恩義のある家族を捨てられないディッキーの揺れる気持ちも、分からないではなかったので、複雑でしたけど・・・。

実話なので、エンドロールに、本物の兄弟が登場。
過去には色々とあったのでしょうが、今は仲が良さそうで、ホッと出来る映像でした(^^)。(2011,04,09)



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