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すべて彼女のために      


2008年 フランス 犯罪・ロマンス・スリラー   

<監督>フレッド・カヴァイエ
<キャスト>ヴァンサン・ランドン , ダイアン・クルーガー , オリヴィエ・マルシャル

<ストーリー>
フランス、パリ。国語教師のジュリアン(ヴァンサン・ランドン)は、妻リザ(ダイアン・クルーガー)、息子オスカル(ランスロ・ロッシュ)と共に、幸せな毎日を送っていた。しかし、ある日突然、リザが殺人容疑で逮捕される。無罪を主張するリザだが、裁判では認められず、20年の禁固刑を言い渡される。絶望したリザは、自殺を図り、ジュリアンは、ある決意を固める・・・。

<感想>
身に覚えのない罪で投獄された妻を助けるために、夫が取った行動は・・・?

普通なら、真犯人を見つけ出して・・・となるところでしょうが、この映画では、違います。

もちろん、探偵を雇って調査したり、裁判で闘ったりして、妻の無実を証明しようとします。
でも、全ての道が閉ざされてしまった時、残された手段は・・・。

まじめで、ごく普通の国語教師が、愛する妻を取り戻そうとしてとった行動に、しびれますね〜〜(^^)。

これは、犯罪映画ではありますが、究極の愛の物語でもありました。

犯罪には素人の男が練り上げた緻密な計画。
素人ゆえの誤算や、不手際が所々にあって、それが更に緊迫感を高めます。

ラストの息詰まる逃走劇は、思わず身を乗り出して見てしまいました。

フランスの警察も、(珍しく??)迅速な行動を取るし、
もう、ハラハラドキドキ。
果たして彼の計画は、成功するのでしょうか?!

しかも、ヒロインのダイアン・クルーガーが、どこからどう見ても、美しい(^^)。
こんな妻なら、そりゃ、必死になって取り戻したくなることでしょう〜〜(^^)。

そんなこんなで、なんだかうらやましくなるほどのお話でした〜〜(^^)。
もし私が彼女だったら、こんなに情熱的に救ってくれる人はいるのかしら??
まあ、おそらくいないでしょうねぇ(^^;。

でも彼らにとっては、これが、逃走劇の第一歩に過ぎないのですけれど・・・。

とっても面白い映画でした。
もう、ハリウッドリメイクが決定しているとか。
そちらも楽しみですね〜(^^)(2010,03,01)






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