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サムライマラソン      


2018年 日本
時代劇・アクション・サスペンス   

<監督>バーナード・ローズ
<キャスト>佐藤健, 小松菜奈, 森山未來, 染谷将太, 青木崇高, 竹中直人, 門脇麦, 豊川悦司, 長谷川博己

<ストーリー>
江戸末期、ペリー来航により一気に慌ただしくなった日本。安中藩主・板倉勝明(長谷川博己)は、藩士たちの鍛練を目的とした遠足(とおあし)を決行するのだが・・・。

<感想>
江戸時代に実際に行われた安中藩の遠足(とおあし)。実はこれが日本初のマラソン大会だったと言われているそうです。
鎖国を続けていた日本ですが、やはり時代の動きには大きく影響され、ペルーが来航した途端に一気に慌ただしくなりました。
そんな中、安中藩のお殿様は、藩士達の心身の鍛練を目的とした遠足(とおあし)を決行したのです。
その新たな行事の最中、幕府の隠密の動きあり、姫の出奔あり、策を弄して抜け駆けしようとする者ありと、てんやわんやの大騒ぎになる内容でした。
今のマラソンとは違い、コースもきっちりしているわけではなく、監視員もいないわけで、近道したり、その他様々なインチキをして、一等賞を狙うところは、武士なのに浅ましく情けなかったです。

野山を走るだけの話なのに、その中に色々な話を盛り込んでいて、意外と楽しめましたが、
家のTVで見たせいか、せっかくの豪華キャストなのに、顔が小さくて、はっきりと見えず、あとでキャストを見直して、あれ?こんな人出てたのかと、思ったりしました。
でも、佐藤健と青木崇高の「るろうに剣心」コンビがいて楽しませてもらったり、姫様なのに自由奔放で野山をかけ回ってしてしまう小松菜奈がとっても可愛かったです。
出来れば、もっとアップで見たかったけど。

監督は、なんと「不滅の恋/ベートーヴェン」のバーナード・ローズ。日本人の監督とはひと味違った時代劇になっていて、それはそれなりに成功したのかなと思いました。(2023,04,09)



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