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ザ・リング2      


2005年 アメリカ ホラー・スリラー・ミステリー

<監督>中田秀夫 
<キャスト>ナオミ・ワッツ , サイモン・ベイカー , シシー・スペイセク , エリザベス・パーキンス  

<ストーリー>
事件から半年後。レイチェル(ナオミ・ワッツ)と、息子のエイダン(デヴィッド・ドーフマン )は、怖ろしい記憶を振り払うように、海辺の静かな町に引っ越してきた。その町で、小さな新聞社に勤めるようになったレイチェルだが、ある日、その町では珍しい殺人事件が起き、取材に駆けつけると、被害者の顔は、またしても恐怖に歪んでいるのだった・・・。

<感想>
「リング」のオリジナル監督,、中田秀夫のハリウッド監督デビュー作です。
日本の「リング」も、色々と姿を変えて増殖しましたが、ハリウッドでも、そのようですね。しかし今回は、「リング」とは名ばかりの「リング」もどきになってしまいました。

「リング」とは、呪いのビデオを見てしまったことから恐怖が始まります。
今回も、冒頭、そのビデオの恐怖シーンがあり、私は何回見ても、どんなパターンにしても、相変わらず、あれは怖い(^^;のですが、それが、わざわざレイチェル親子を追いかけるかのように、こんな寒村で、突然起こるなんて、ちょっとねぇ。そこらへんの繋がりが、まず、繊細さを欠きました。
繊細さを欠いた箇所は、他にも色々あって、私としては、少々受け入れがたいところです。

しかも、冒頭以外は、「リング」とはまるで違う話になっていました。
子供に霊が取り憑いてしまう所は、何か他のホラー映画で見たような気がしますし、水か絡むところは、「仄暗い水の底から」風です。
鹿に襲われるのは、とてもアメリカ的な感じですが、このアイディアは、意外と怖くて、良かったと思います。

これは「リング」じゃないなぁと思っていたら、ラストはまたリングの井戸の中。
サマラが井戸を登ってくる姿は、怖くて、ちょっとドキドキしましたーーー(^^;。でも、アレ(ふたを閉めるだけ)で、いいわけ??

病院で見つけたサマラの母親役で、シシー・スペイセクが出てたんですね〜。似てる人だとは思ったのですが、まさか本人だったとは!!思わず、もう1度見直してしまいました。(2006,05,03)



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