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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア      


2017年 イギリス・アイルランド (THE KILLING OF A SACRED DEER)
ミステリー・サスペンス    

<監督>ヨルゴス・ランティモス
<キャスト> コリン・ファレル, ニコール・キッドマン, アリシア・シルヴァーストーン

<ストーリー>
家族4人で幸せな生活を送る医師のスティーブン(コリン・ファレル)は、一人の青年(バリー・キオガン)と会っていた。その青年とは、その後、家族ぐるみの付き合いになっていくのだが、そんなある日、家族に異変が起こる・・・。

<感想>
一見幸せそうで、何不自由のないような一家におこる変異が、描かれる作品でした。
実は、その一家には、いくつもの嘘の積み重ねがあったのでした。

父親と、青年がカフェで待ち合わせをする、何気ない冒頭から、何か不自然さ、不穏さを感じさせて、気持ちが落ち着かない感じでした。
社会的地位のある医師と、普通の青年、この二人の関係はいったいなんなのか?

彼らの日常を追ううちに、徐々に、彼らの関係、事実、そして嘘が暴かれていきます。

中盤以降に起こった不条理な、説明することのできない異変は、どうしたことでしょう。
当事者の彼らにとっても、それを他人には、説明も相談もできない苦しさ。

ラストのマーティンの顔は、まるで悪魔のように見えましたが、よく考えると実は逆で、彼は正義の鉄拳を下した天使であり、こそこそと店を出て行く一家は、小悪魔の集団のように見えてくるのでした。

いかにもイギリスらしい、寒々としたホラーで、奥が深いようでした。←私には、理解しきれなかったですが、嫌いではないです。

家族を追い詰めていく青年をバリー・キオガンが演じています。
最初は、一見普通の青年のように見えた彼ですが、徐々に、不気味で恐ろしくなっていきました。(2026,06,20)






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