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ゾディアック      


2006年 アメリカ 犯罪・スリラー   

<監督>デヴィッド・フィンチャー
<キャスト>ジェイク・ギレンホール , マーク・ラファロ , ロバート・ダウニー・Jr , アンソニー・エドワーズ , ブライアン・コックス , クロエ・セヴィニー , ダーモット・マローニー , ジョン・ゲッツ , フィリップ・ベイカー・ホール , クレア・デュヴァル , アダム・ゴールドバーグ

<ストーリー>
1969年7月4日、カリフォルニアで若い男女が襲われた。1ヶ月後、新聞社に、ゾディアックと名乗る人物から犯行声明が届き、謎の暗号文も添えられ、さらなる殺人予告もしていた。新聞社の記者エイブリー(ロバート・ダウニー・Jr)と漫画家グレイスミス(ジェイク・ギレンホール)は、この事件にのめり込み、刑事トースキー(マーク・ラファロ)とアームストロング(アンソニー・エドワーズ)も犯人、ゾディアックを追いかけるのだが・・・。

<感想>
予告編の段階では、謎の暗号を解いてゆく映画かと思っていましたが、意外にも暗号は、初期の段階で、しかもあっさりと解かれてしまって、パズル好きの私としては、なんだかあっけなかっかったです。
その代わり、二転三転しながら、じっくりとゾディアックを追うストーリーは、とても面白く見ることが出来ました。
映画館を出たとたんに、一緒に見たツレと、「面白かったね〜〜!」と、言い合いました(^^)。

映画によっては、見る前に情報を入れて勉強していった方がいい映画と、何も知らずに見たほうがいい映画とがありますが、これは、どちらかというと、情報を入れていたほうがいい映画かもしれません。
というのは、この事件は、実際にあった事件であり、この事件を(アメリカ人なら)みんなが知っていることを前提に描かれているからです。
かく言う私も、この事件は、まだ未解決であることを映画の紹介番組で、すでに知っていました。・・・っていうか、知らされてしまっていました(T_T)。
そういうことを頭に入れた上で、この事件が、どういう発端で起き、どう進行して、どういう結末を迎えたのかを、より深く理解できたと思います。
この映画は、事件そのものよりも、この事件に関わった人たちの人生を描いたものだったのです。

この事件は、実際には、長い時間を掛けて進行したのですが、映画では、テンポ良く進んで、飽きることはありませんでした。未知の犯人が小出しに出してくるヒントによって、右往左往する警察と新聞社。そして、マスコミ。何をするか分からないゾディアックに、世間はパニックを起こし、実は、そのパニックこそがゾディアックの魂胆だったのかもしれません。

ただ、映画では、何年にもわたるこの事件の時間的な観念は、ぱっぱっと、日付が出るだけで、分かりにくかったですし、ジェイクたちの年の取り方も、もうちょっとリアルにして欲しかったです。

未解決事件の映画化としては、韓国の名作「殺人の追憶」にも通じるものがありました。
見た後で、真相はいったいどうだったのだろうと、喧喧諤諤(けんけんがくがく)、話し合うのも、楽しいでしょう(^^)。(2007,06,17)



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