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大統領のカウントダウン      


2004年 ロシア アクション・アドベンチャー・犯罪・スリラー

<監督>エヴゲニー・ラヴレンティエフ
<キャスト>アレクセイ・マカロフ , ルイーズ・ロンバード

<ストーリー>
ロシアの諜報員アレクセイ・スモーリン(アレクセイ・マカロフ)は、チェチェン軍に捕らえられ、拷問の末、モスクワ爆弾テロに関わったという偽証のビデオを撮られてしまう。そのビデオの流出を何とかして止めたいスモーリンは、チェチェン軍の取材に訪れた記者を拉致して、逃亡を図る。一方、その頃、イスラム過激派は、チェチェン軍と手を組んで、大規模なテロ計画を画策していた・・・。

<感想>
ロシアのアクション映画です。珍しいですね〜。
ロシア映画は、本当に、少ししか見てないのですが、芸術的で、観念的な映画が多い気がします。でもこれは、ハリウッド映画とも見まごうばかりの派手派手なアクション映画でした。
ただ、ロシア軍が全面協力しているというわけで、あからさまに、悪役としてチェチェンの名前が出てくるので、うぅーーーんと、いう感じでしょうか。そこさえ、気にしなかったら、映画としては、楽しめました。

映画の中に出てくるテロリストたちの立てこもりのシーンは、近年、実際に起こった事件を彷彿させられます。
国対国、民族対民族の紛争は、結局は、弱い者たちを傷つけることになる悲劇へと繋がるわけで、話し合いで、何とかならないものかと、しみじみ思ってしまいますねーーー。

ロシアの俳優さんたちのことは、もちろん、ほとんど知らないのですが、今回の主役級の人たちは、私の知っている俳優さんによく似ていて、見分けが付きやすくて、馴染みやすかったです。たとえば、主役のスモーリン少佐は、ラッセル・クロウ、女性記者は、ケイト・ウィンスレット、ロシアのお偉いさんは、ケヴィン・スペイシーに、似てましたよね〜、ね、ね!!?

映画のクライマックスは、「ダイ・ハード」や、「スピード」など、どこかで見たことのあるような緊迫感のあるシーンが続き、似てる?!と、ニヤニヤしつつ、楽しめました。
ラストに、あと、ひとひねりあるのかと思っていたのが、なかったので、あのシーンのオチは、どうした?!って、気もしましたが、まあ、こんなものでしょうか。
それにしても、スパイが拷問に屈したらイカンでしょう・・・。それから、この邦題は、なんなんでしょうか?!(^^;。(2006,12,08)



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