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ダニー・ザ・ドッグ      


2005年 フランス・アメリカ アクション・犯罪・スリラー   

<監督>ルイ・レテリエ 
<キャスト>ジェット・リー , モーガン・フリーマン , ボブ・ホスキンス 

<ストーリー>
首輪をはめられた男ダニー(ジェット・リー)は、高利貸しの借金取り立ての道具にされ、借金を返さない相手に、暴力を振るうだけの毎日を過ごしていた。人間としての感情さえ、なくしたかのように見えたダニーだったが、ある時、ピアノの調律師サム(モーガン・フリーマン)に出会い、人の心を取り戻しはじめる・・・。

<感想>
全然期待してなかったのですが、思わぬ拾い物でした。
闘犬のように育てられてきた男ダニー。彼が、人間として生きることを選んだ物語です。
ジェット・リーといえば、アクションですが、この映画は、ドラマ性を強く押し出した映画です。共演も、演技派モーガン・フリーマンですから、見応えありました。

とはいえ、ストーリーにリアリティーはありません(^^;。そんなバカなーーーという設定なのですが、視力を失った黒人ピアニストと、獣のように育てられた男のファンタジーのようなお話でしょうか。
ダニーの首輪にしても、何か仕掛けがあるのかと思ったら、本当にただの象徴としての首輪だった訳なのよねーーー。

ジェット・リーが、年齢不詳の童顔を生かして、まるで少年のような、初々しい演技を見せてくれるのが、楽しかったです。そして、もちろんアクションの見せ場も、たくさんありました。私は、アクションよりも、ドラマの方が好きなので、アクションが多すぎるかなという気もしましたが、それは、本末転倒な感想なのでしょうねぇ。

モーガン・フリーマンの、ピアニストっていうのが、はまりすぎるほど、はまっていました。しかも、彼が出ているだけで、映画の重みがまるで違ってしまうのは、本当にすごいことです。
また、ダニーの育ての親バート役のボブ・ホスキンスが、まるで不死身なので、笑ってしまいました〜。(2006,07,06)



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