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鉄塔武蔵野線      


1997年 日本
青春

<監督>長尾直樹
<キャスト> 伊藤淳史, 田口トモロヲ

<ストーリー>
親の離婚のために、東京から引っ越すことになった小学6年生の見春(伊藤淳史)は、東京での最後の夏休みに、友だちのアキラ(内山眞人)とともに、大好きな鉄塔を調査することにする。 通称”武蔵野線”と呼ばれる送電線の、鉄塔の一号は、いったいどこにあるのだろうか・・・?

<感想>
父親の影響を受けて育った見春は、鉄塔が大好き。
そして、ふと考えた。
鉄塔に書かれてある番号は、いったい何なのだろうか。
1号は、どこにあって、その先は、どうなっているのだろうか。

子どもの時って、変なことが、とても気になって、そして、それに固執するんですよね〜。
今では、大人になっても、その傾向の人が、たくさんいるようですが(^^;。
でも、それは、きっと、それぞれにとって、大切なことなのだと思います。

鉄塔に書いてあるあの番号。
それが、見春にとっては、とても魅力的、かつ、どうしても、調べなければならないものなのでした。

ちょうど夏休み。
そして、夏休みが終わる頃には、東京を離れなければならない彼。
やるなら今しかない!
友だちを誘って、その遠大な調査が始まります。

今なら、ネットで、ちょこっと調べたらすむことですが、
そんなお手軽なことではなく、身体を張ったこの小さな冒険の意義は、大きいのだと思います(^^)。

電線をたどって、いろいろな事を体験し、いろいろな人に出会った、この一夏のことは、
きっと、いい思い出となり、そして、いい経験として、蓄積されたことでしょう。

やんちゃそうで、一途なこの少年。誰かに似てるな〜と思ったら、
なんと、子役時代の伊藤淳史クンでした(^^)。
可愛いね〜(^^)。(2011,05,07)



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