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トリノ、24時からの恋人たち      


2004年 イタリア コメディー・ロマンス   

<監督>デヴィデ・フェラーリオ
<キャスト>ジョルジョ・パソッティ , フランチェスカ・イナウディ

<ストーリー>
イタリア、トリノの映画博物館で夜警をしているマルティーノ(ジョルジョ・パソッティ)の元に一人の女性が逃げ込んできた。彼女の名はアマンダ(フランチェスカ・イナウディ)。仕事の上司とのトラブルで、警察に追われ、逃げ込んできたのだった。実は、彼女はマルティーノが、密かに想い続けている女性だった。一方、彼女の恋人で、車泥棒を稼業とするアンジェロ(ファビオ・トロイアーノ)はアマンダのために、警察沙汰を無事?に収め、アマンダは、彼の元に帰って行く・・・。

<感想>
勝ち気な女と、やり手の男、そして寡黙な男。イタリア、トリノを舞台とした、女性ひとりと男ふたりの恋物語です。

イタリア映画発祥の地であるトリノ。そのモーレ・アントネッリアーナの中にある国立シネマ・ミュージアムを舞台として、映画への深い愛情を感じることの出来る作品でした。
映画の中には、古い映画がたくさん出てきますが、私は不勉強で、ほとんど知らなかったので、もったいなかったです。知っている人が見れば、もっと楽しく見れたことでしょう。
バスター・キートン、フェデリコ・フェリーニ、フランソワ・トリュフォー、ジャン=リュック・ゴダール・・・。名前は知っているんですけどね〜〜。

その映画に絡めるように、3人の恋物語が始まります。
この3人。3人が3人とも魅力的。
男性的な魅力溢れる、ちょっとやんちゃなアンジェロ。
気が強く、さばさばしているアマンダ。
そして、映画が大好きで、その生活が映画にとけ込んでいるような、寡黙な男マルティーノ。

この3人の恋の結末は、一体どうなるのか。それは、見てのお楽しみです。(2008,09,19)



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