ネスト　　　　　　 ２０１４年　スペイン・フランス　（MUSARANAS） ホラー・スリラー　　　 ＜監督＞エステバン・ロエル ＜キャスト＞マカレナ・ゴメス , ルイス・トサル , ウーゴ・シルバ ＜ストーリー＞ 母親の命と引き替えに生まれてきた妹（ナディア・デ・サンティアゴ）を姉のモンセ（マカレナ・ゴメス）は、母親代わりとなり育て上げ、妹は、１８歳の誕生日を迎える。しかし、モンセは、精神的なストレスにより、家から一歩も出られなくなっていた・・・。 ＜感想＞ 謎めいた雰囲気で始まる映画です。 良質なサスペンスなのかなと思って見ていると、どんどんホラーになってきて、ラストは、目を覆わんばかりのスプラッターになっていくので、びっくりしました(^_^;。 素材はいいので、もう一息で、さらなる傑作になったと思われる作品でした。 エキセントリックな姉と、妹の生活に、変化が起きるのは、上の階に住む男性が階段から落ちる事故があってから。 足を骨折してしまったカルロスを助けたモンセは、かいがいしく世話を焼くが、その様子は、ただ事ではない・・・。 姉妹の住むアパートの一室でほとんどすべてが完結するという、まるで舞台劇のような映画でした。 姉の謎、妹の謎、カルロスの謎、そしてあの薬・・・。 ラストには、すべてが分かるわけですが、一つだけ教えてもらえないこともあるので、何で？！と、気になってしょうがありませんでした(^_^;。 姉のモンセを演じるマカレナ・ゴメスの演技がピカイチすごいです！ 美しい人だけに怖さも最上級でした。 彼女の出演作品を見ると、ホラー映画がずらり。 なるほど〜と、思ってしまいました(^▽^)。(2016,08,20)