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ベティの小さな秘密      


2006年 フランス   

<監督>ジャン=ピエール・アメリス
<キャスト>アルバ・ガイア・クラゲード・ベルージ , ステファーヌ・フレス

<ストーリー>
10歳のベティ(アルバ・ガイア・クラゲード・ベルージ)は、いつも、姉のアニエス(ロリアーヌ・シール)と遊んでいたが、アニエスは、新学期が始まると、寄宿学校に入学してしまい、ベティは、ひとりぼっちになってしまう。その上、夜になると、両親のケンカが始まり、寂しい思いをつのらせていた。そんなある日、物置小屋の中に、誰かが潜んでいることに気がつく・・・。

<感想>
ちいちゃなベティの秘密って、何だろう??
あの幽霊屋敷のことかしら?などと思いつつ見始めました。

ベティは、勝ち気で、勇敢で、利発な女の子でした。
たった10歳だというのに、両親のことや、捨て犬のこと、ローズのこと、そして、あの青年のこと・・・。
それらみんなを気遣って、小さな胸を痛めています。
そして、一生懸命考えて行動をおこします。

大人の私から見ると、危なっかしくて、ちょっとハラハラなのですが、
でも、ベティの目線で見ると、大人たちの方が、自分勝手で、周りのことがよく見えていないのです。
きっと、大人は、子供のベティには、何にも分かっちゃいないと、高をくくっていたんでしょうねぇ。

とはいえ、ベティは、まだ10歳。
怖い物は、たくさんあります。
・・・っていうか、夜でも煌々とした灯りの下で生活している私にとっても、ベティの生活環境は、怖いことだらけ(^^;。
人に出会わないような通学路は、自然に囲まれて、美しいけれど、怖い(^^;。
夜、間接照明で、ほとんど真っ暗な広々した家も怖い(^^;。
ましてや森の中の人の住まない屋敷なんて、怖ろしすぎる・・・(^^;。
というわけで、私も一緒にベティと怖がったりドキドキしながら見ていました。
それでも、ベティは、一生懸命頑張りました(^^)。

主演のアルバ・ガイア・クラゲード・ベルージちゃん、くっきりとした目元が、意志の強さと、好奇心の強さを現しているようで、この役にぴったりでした。(2010,03,24)



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