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ボビー      


2006年 アメリカ   

<監督>エミリオ・エステヴェス
<キャスト>アンソニー・ホプキンス , デミ・ムーア , シャロン・ストーン , ニック・キャノン , エミリオ・エステヴェス , ローレンス・フィッシュバーン , ヘザー・グレアム , ヘレン・ハント , ジョシュア・ジャクソン , デヴィッド・クラムホルツ , アシュトン・カッチャー , シャイア・ラブーフ , リンジー・ローハン , ウィリアム・H・メイシー , マーティン・シーン , クリスチャン・スレイター , メアリー・エリザベス・ウィンステッド , イライジャ・ウッド , フレディ・ロドリゲス

<ストーリー>
1968年6月5日、アメリカ。カリフォルニア州の予備選挙を圧倒的な勝利で飾った、ボビーことロバート・F・ケネディが演説するパーティーが、アンバサダーホテルで、開かれようとしていた。そして、そのパーティーには、様々な事情を持つ人々が集まっていた。

<感想>
悲劇のケネディ一家として、兄ジョンに続いて、ロバートも凶弾に倒れたことは知っていましたが、それ以外は、何も知らずに観ました。
だから、彼に思い入れとか、全くなく、ただの群像劇として、淡々と見たのですが、ロバート=ボビーの演説や、生前の映像を見ていると、彼に、これだけの人気があった理由が分かったような気がしました。彼の信念や人柄を、よく描いた映像集だと思います。私も思わず、彼が殺されずに、大統領になったとしたら、どうなっていただろう?と、思ってしまいました。まあ、そういう趣旨で作られた映画なのでしょうが・・・。

そして、大混乱のラストは、それまで淡々と描かれてきた22人(!)の人たちのことが、頭の中を巡って、衝撃を受けました。あんな風に、思い悩みながら、いろいろな人生を生きてきた人たちが、ただ一人の行動によって、閉ざされかねないなんて、なんて悲しいのでしょう。

しかし、どこまでいってもこれは、アメリカ人が作ったアメリカ人のためのノスタルジックな映画で、日本人にとっては、群像劇として、たくさんの俳優を見るためだけの映画でしたねぇ(^^)。中には、パッと見て、すぐには分からない人(アシュトン・カッチャーやシャロン・ストーン)もいて、あれっ?!と思ったり、さすが、きちんとメイクアップすると、華やかね〜と思う人(デミ・ムーア)もいたり、あら、こんなところにも!と思う人(シャイア・ラブーフ)もいたりで、それはそれで、結構楽しめました(^^)。(2008,03,09)



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