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フローズン・タイム      


2006年 イギリス コメディー・ロマンス   

<監督>ショーン・エリス
<キャスト>ショーン・ビガースタッフ , エミリア・フォックス

<ストーリー>
失恋をしてから眠れなくなってしまった美大生のベン(ショーン・ビガースタッフ)は、余った夜の時間を使って、スーパーで働きはじめる。夜間のバイトは、変な仲間との出会いの場でもあった。不眠症が高じたベンは、周囲が完全に停止した世界を自由に闊歩できるようになる。そして、バイト仲間のシャロン(エミリア・フォックス)に恋をする・・・。

<感想>
”フローズン・タイム”・・・というと、なんだかとてもロマンチックなイメージだったのですが、この映画は、ちょっとそのイメージとは違いましたねぇ。もちろん、とてもロマンチックなところもあるのですが、少々哲学的な感じもするし、何よりも、コメディータッチで、笑えるところもたくさんありました。きっとハリウッドでこの題名ならば、とてつもなくロマンチックな映画が出来上がるのでしょうが、やはり、イギリス映画は、ひと味違います(^^)。

失恋の痛手から、独自の時間の中に生きるようになったベン。とうとう、周りの時間まで止まって、自分だけが自由に動ける一瞬の世界が出現します。あなたなら、こんな時、どうしますか?って感じですね。
彼は、美術大学の学生なので、彼のあの行動も、芸術のため?!と許せますが、そうでなかったら、犯罪かも(^^)。
私だったら、何するでしょう〜〜?。高級スイーツを思いっきり食べるとか??・・・そんなことしか思いつかない貧困な想像力(^^;。

監督は、ファッション・フォトグラファーとして活躍しているショーン・エリス。なるほど、そんな人らしい発想と、美しい映像です。特に、全てが止まった映像が綺麗。静止画ではなく、立体感のある静止した人々。俳優さんたちも、さぞ大変だったことでしょうね〜。
シャロン役のエミリア・フォックスは、最初は、少々不細工気味に登場するのですが、静止した彼女を描いたデッサンの美しいこと!!
ベンの職場仲間も個性的で、楽しかったです。(2009,05,13)



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