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ファウンテン 永遠につづく愛      


2006年 アメリカ ロマンス・SF   

<監督>ダーレン・アロノフスキー
<キャスト>ヒュー・ジャックマン , レイチェル・ワイズ , エレン・バースティン , ショーン・パトリック・トーマス

<ストーリー>
医師のトミー(ヒュー・ジャックマン)は、重い病気に冒された妻イジー(レイチェル・ワイズ)を助けるため、新薬開発に没頭する。しかし彼は、そのために、イジーとの残り少ない時間が失われていることに気がつかなかった。そんなトミーをイジーは、悲しく見つめるが、ある日イジーは、自分の書いた物語をトミーに手渡し、その物語を完成させて欲しいと託すのだった・・・。

<感想>
久々に爆睡してしまいました(^^)。
映画が公開されたときは、とても見たい!と思いつつも見られなくて悔しかったのですが、こんなに寝てしまうなら、家で見て正解だったな〜(^^)。
寝てしまったのは、睡眠不足だったせいもあるのですが、映画が、とても幻想的だったのも一因です。映像が美しくて、静かなので、思わずいい心持ちになってしまいました(^^;。

愛する人の死をどう受け入れるか。
これは、人間の永遠のテーマなのでしょう。
ひょっとすると、死にゆく人よりも、残される人の方が、より多くの辛さと、悲しみを感じるのかもしれません。
この映画のトミーは、妻の死を受け入れられず、妻の命を救おうとあがき続けます。
彼が医者であるからなおさら、苦しみが大きかったのかもしれませんねぇ。ほんの目の前にあるかもしれない永遠の命に、手を伸ばし続けていたように見えました。

でも、これほど愛されたら、妻は、うれしいでしょう。心地よく死に向かえるかな。それとも逆に、残してゆく夫のことが心配で、思いが残るのかしら。

主演のヒュー・ジャックマンは、3人の人物を演じています。中でも印象的なのは、頭を丸めて瞑想している姿です。お坊さんのような姿ですが、結構これが似合ってました。彼は、実際に、頭を剃ったらしいです。頭の形もとても綺麗(^^)。
妻イジー役は、レイチェル・ワイズ。好きです、彼女。この映画の彼女も、とても綺麗で印象的です。この後、ダーレン・アロノフスキー監督と婚約して、子供も生まれたそうですから、きっとファインダーの中の彼女に、監督も恋してしまったのでしょう。

寝てしまっては、再生して・・・の繰り返しで見たので、結局、よく分からないまま、映画が終わってしまったので、後日クリアな頭で見直しました。でも、結局難解です(^^;。とても壮大な、癒しというか、赦しというか、悟りというか・・・宗教的で、哲学的でした。
要するに、心の中で、共に生きるということでしょうか。その境地に至るには、やはり、時間は、かかりそうですね。 (2009,03,10)



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