笛を吹く男　　　　　　 ２０１５年　韓国　（THE PIPER） ホラー・サスペンス・ファンタジー　　　 ＜監督＞キム・グァンテ ＜キャスト＞ リュ・スンリョン, イ・ソンミン, チョン・ウヒ, チョン・ギョンホ ＜ストーリー＞ 終戦直後の韓国。楽士ウリョン（リュ・スンリョン）は、息子ヨンナムとともにソウルへ向かう途中、ある村に立ち寄る。その村ではネズミが大発生していて、その駆除をウリョンが買って出るのだが・・・。 ＜感想＞ グリム童話でも有名な「ハーメルンの笛吹き男」そのままの物語でした。 元になった「ハーメルンの笛吹き男」は、実話で、1284年6月26日に起きたことと、日時まではっきりしていて、 しかも、いなくなった子供の数は、１３０人とか。いったい何があったのでしょうか。 本作は、その話を朝鮮戦争直後の話として、韓国版にアレンジされています。 しかも、その原因となったのは、ある恐ろしい事件。そして、その後の笛吹き男に対する仕打ちも酷いことになっていました。 物語のファクターとして、ネズミが大量に登場する上、映像的にも韓国映画らしく、暗くおぞましいことになっていました(T_T)。 自分がしたことは、我が身に返ってくるということですが、大人がいなくなった後で、ここまでする必要があったのか。 恨みの心とは恐ろしいものです。 日本未公開作品でした。(2022,02,28)