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ハルフウェイ      


2008年 日本


<監督>北川悦吏子
<キャスト>北乃きい , 岡田将生 , 仲里依紗 , 成宮寛貴 , 大沢たかお

<ストーリー>
高校3年のヒロ(北乃きい)は、同じ学年のシュウ(岡田将生)に片思い中。ところが、突然シュウに告白されて、二人は付き合うようになる。しかし、ある時、ヒロは、シュウが地元を離れて、東京の大学を志望していることを知る・・・。

<感想>
誰にでもあるような、青春の一瞬を切り取ったようなストーリーでした。
セリフもとても自然で、出演者たちが、その時感じたことを、そのまま口にしている??と感じられるほど。
脚本家として数々のヒットドラマを生み出してきた、北川悦吏子さんの監督デビュー作なので、
きちんとした脚本があるとは思うのですが、この自然さが身上なのかな。

主演は、若手実力派の北乃きいちゃん。もしかすると、彼女の感情の赴くままに作られていったのかもしれませんねぇ。
彼女と、彼女の友達役の仲里依紗とのやりとりなんて、本当に、女子高校生そのまんま。
思わず、自分のこの頃のことを思い出して、ニヤリとしてしまいました。

その相手役は、岡田将生と、溝端淳平。
女優陣に比べると、演技力的にちょっと分が悪いですが、その辺は、造形の良さで、カバーでしょうか(^^)。

ストーリーは、一応ありますが、傍目には、どうでもいいような話です。
でも、この時期、彼女たちには、このことが、一番の問題であり、一番の関心事であり、
これで一生が決まってしまうかのように思われることなんですよね〜。
今から考えると、たかだか数年のこと、
もしくは、実は、数ヶ月、ひょっとすると、数週間だけのことだったりするのですけど・・・。

そんな一瞬を切り取って、生き生きとした演技で、見せてくれたことは、よかったと思います。
ただ、ダラダラ感があったのと、見た後に何も残らないのですけど・・・(^^;。
まあ、そんな映画があってもいいのでしょう。

見ても損はしないけど、
見なくても別に損はしない・・・という映画・・・かな(^^)。(2010,07,16)



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