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ハロウィン(2007)      


2007年 アメリカ ホラー   

<監督>ロブ・ゾンビ
<キャスト>マルコム・マクダウェル , スカウト・テイラー=コンプトン , ブラッド・ドゥーリフ , ダニー・トレホ

<ストーリー>
アメリカ、イリノイ州の田舎町ハドンフィールドに暮らす少年、マイケル・マイヤーズ(ダエグ・フェアーク、タイラー・メイン)。学校ではいじめられ、家の環境も劣悪な彼は、10月31日のハロウィンの夜、一家惨殺の凶行に及ぶ。すぐに逮捕された彼は、精神病院に収容され、ルーミス医師(マルコム・マクダウェル)の治療を受けるが、再び口を開くことはなかった。そして17年後、マイケルは精神病院を脱走し、殺人を重ねながら、ある場所へと向かう・・・。

<感想>
この季節の風物詩的なホラー映画かな?と思いつつも、主演が「時計じかけのオレンジ」のマルコム・マクダウェルということで、際物的なホラー映画とは、一線を画しているような気がして、映画館へ行ってきました。
そしたら、なんと、涙が出るほどの怖さ!!こんなに怖いホラーは、久しぶりかもーーー(TT)。

78年公開の、ジョン・カーペンター監督作品「ハロウィン」のリメイクです。

このリメイク作の特徴は、とてもリアルだと言うことでしょうか。まず、冒頭ですが、殺人鬼であるマイケル・マイヤーズの幼少時代をリアルに再現しています。学校ではいじめられ、家でも癒されることのない毎日。こんな環境で、彼の精神は、ねじ曲がり、ゆがんでいき、そして、崩壊してしまったのでしょうか。
ここら辺は、リアルすぎて、見ているのが辛いほどでした。

彼のこの凶行は、先天的、後天的な要因があるという事が映画の中で語られていましたが、先天的云々は、分かりませんが、劣悪な家庭環境が、彼に及ぼした影響は、大きいと思われますねぇ。でも、それだけでは、説明できない凶悪さも感じるので、やはり、先天的なものも大きいのかも知れません。

精神病院を脱走する時や、した後の彼を見ると、もう、殺人鬼という他はない行動を取っています。
そんな彼は、いったい、何をしたかったのでしょう。ある目的を持っての行動のようにも見えましたが、もうそれは、誰にも理解不能なことなのでしょうか。

何しろ、全編、理不尽な恐怖に覆われていて、怖ろしいことこの上なしの映画で、怖すぎて、涙が出てしまいました(TT)。
ホラー映画では、ちょっとしたことで、絶叫する登場人物がいるものですが、この映画に関しては、絶叫して、当然!と言う感じがしました。もう、本当に怖かったんですからーーー(TT)。

当然ながら、怖い映画が苦手な方は、ご遠慮ください。そして、暴力シーンも多いので、ここら辺も、要注意ですね。

マイケルのお母さんが、やたらに色っぽくて、また、あえてそういうシーンも、やたらに多いな〜〜と思ったら、監督の奥様でした。美しい人でしたよ〜〜(^^)。(2008,11,01)



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