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ヘンダーソン夫人の贈り物      


2005年 イギリス コメディー・犯罪   

<監督>スティーヴン・フリアーズ
<キャスト>ジュディ・デンチ , ボブ・ホスキンス , ケリー・ライリー

<ストーリー>
未亡人となって莫大な遺産を手にしたローラ・ヘンダーソン(ジュディ・デンチ)は、遺産の使い方の模索中に、売りに出ている劇場を見かけ、そこを再建して、劇場経営することを思いつく。全てが初めての体験だった彼女は、まず、劇場支配人としてヴィヴィアン・ヴァンダム(ボブ・ホスキンス)を雇い、華々しくオープンさせるが、客足は、すぐに遠のき、経営はうまくいかない。そこで、彼女は、前代未聞のヌードレビューを発案する・・・。

<感想>
実話に基づいた話だそうです。
まあ、お金持ちのすることは、すごいですね〜(^^)。
しかも、こういう事を未亡人が考えつくんですから、驚きです。でも、それには、わけがあったことが、ラストに語られるのですが・・・。

この映画の主役で、やり手おばさんである、ローラ・ヘンダーソンを、ジュディ・デンチが、かわいらしく、そして、ふてぶてしく演じています。
お金は出して、口も出す。迷惑がられても、邪険にされても、やりたいことはやってしまうこの情熱。これは、若い人には出来ない、おばちゃんの強みかもしれませんね〜〜(^^)。
そんな彼女と、支配人として雇われた、ヴィヴィアン・ヴァンダムとのやり取りの面白いこと!ケンカをしながらも、お互いに憎みきれないところが、とてもいい関係でした。特に、ヘンダーソン夫人の方は、ちょっと惚れていたみたいですしね(^^)。

そして、彼女の劇場は、イギリスとしては画期的だった、女性のヌードを舞台に立たせてしまいます。こういう点では、芸術の国、フランスよりも、ずいぶん保守的だったんですね、イギリス。でも、その規制を見事に屁理屈で屈服させてしまうところは、いかにも、ヘンダーソン夫人でした。もう、怖い物なしですね〜〜(^^)。
そんな彼女でも、世間知らずな面があって、シュンとしてしまったり、大衆を前にして、見事な演説をしたり、とても、幅のある人物像を見せてくれました。

ちょっとうるさくてやっかいだけれど、彼女の魅力に気がついたら、ほおってはおけない。そんな素敵な女性でした、ヘンダーソン夫人は・・・(^^)。(2008,03,03)



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