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ポルノグラフィックな関係      


1999年 ベルギー・フランス・ルクセンブルグ・スイス ロマンス

<監督>フレデリック・フォンテーヌ
<キャスト>ナタリー・バイ , セルジ・ロペス

<ストーリー>
パリ。純粋にセックスだけを楽しむ関係を望む男女が、ある雑誌を通じて知り合った。お互いのことを気に入った二人は、ある願望を達成するために、ホテルの部屋へとむかう。その日以降、定期的に会うことになった二人だったが、徐々に二人の関係が、変化していくのだった・・・。

<感想>
男女が、別々にインタビューを受けているドキュメンタリーのような作りで、映画は、進んでいきます。
二人の出会いは、女性が雑誌に出した投稿に男性が応答したという形です。どういう雑誌なのか、どういう事を希望したのか、そこははっきり描かれていませんが、普通の関係を望んでいなかったような雰囲気なので、いったい????と、知りたくなってしまうところがミソですね〜〜(^^)。
二人は、カフェで、初めて会い、そして、さっそくホテルへと向かいます。

この時の二人のインタビューの答えが、同じ出来事を共有しているはずなのに、ちょっと食い違いがあるところが、面白いですね〜。男女によって、感じ方違うという事なんでしょうか。
私は、はじめ、二人の言っていることが違うので、違うカップルの話なのか?と思ったほどでした。

ところが、二人の間に、セックスだけの関係以上のものを望む気持が出てきて、二人の関係がちょっと変わってきます。そして、ここに来て、初めて、二人は、普通のセックスをする合意をして、カメラも、二人のホテルの部屋に入ります。そう、ここまで、カメラは、二人が、部屋で何をしているのか、映してないんですね〜。
題名からエロティックなシーンの連続を想像した人は、ちょっと肩すかしかも知れませんね(^^)。

ラストは、二人の出会いからして、こうなる結末だったのかなと思わせるものでした。ちょっと残念だけど、しょうがないのかも。違う出会い方だったら、別の結末もあったかもしれません。(2008,06,12)



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