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ブレードランナー2049      


2017年 アメリカ (BLADE RUNNER 2049)
ミステリー・SF・スリラー   

<監督>ドゥニ・ヴィルヌーヴ
<キャスト> ライアン・ゴズリング , ハリソン・フォード , ロビン・ライト , ジャレッド・レトー

<ストーリー>
2049年の地球は、生態系が混乱し、荒廃した世界となっていた。そこでは、危険なレプリカントを”解任”するブレードランナーが活躍していた。その一人、K(ライアン・ゴズリング )は、ある場所で、ある重大なものを発見する・・・。

<感想>
「ブレードランナー」。そんなに思い入れはない作品ですが、いったい何回見たことでしょう。
最初に見た時は面白く感じられず、どうしてこんなに人気がある作品なのか、さっぱり分からなかったものです・・・。
その35年ぶりの続編です。
再度「ブレードランナー」を見直してから鑑賞しました。

あれから30年後の世界。
人間は、相変わらず、人間に似せたレプリカントを作り続けていたが、過去の反省から、レプリカントの識別方法は、格段に進歩していた。
そんなレプリカントには、ある重大な変化が起こっていた・・・。

主演は、「ラ・ラ・ランド」ライアン・ゴズリング
そして、前作の主役、ハリソン・フォード も登場するとあって、楽しみにしてました。
ハリソンは、思い出として、ちょっとだけの登場かなと思っていたのですが、なんのなんの、重要な役目で、しかも、アクションもありの大活躍でした。
終盤、沈みゆく飛行艇?でのアクションは、手前の方だけでなく、後方の彼も迫真でした(^_^)。

映画の中の2049年の生活描写は、なかなかでした。
味気ない生活を少しでも和らげるために、あんな生活になるのかなぁ〜。
前作に比べると、映像は綺麗で、やけにすっきりした感じに見えました。
本作を見る前に、前作とそのメイキング映画を見たので、映画製作の違いが際立って感じられました。

「ブレードランナー」のその後、ということで、彼らが、そういう運命をたどったのかということが分かって、面白く見ることが出来ました。
でも、163分の上映時間、ちょっと長かった・・・(^_^;。

映画を見ながら思ったこと。
どうして人間は、自分たちに似たロボット(この映画ではレプリカント)を作りたいのか。
”神”になりたいのだろうか。
ただ、神と違うのは、人間が全知全能ではなく、儚く弱い人間よりも、ロボットの方が強靱になり得ること。
そして、人間と全く同じになったロボットを人間と識別すること自体、もはや必要なことなのかが、大きな疑問を感じるところです。(2017,10,28)









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