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ブリッジ・オブ・スパイ      


2015年 アメリカ (BRIDGE OF SPIES)
歴史・スリラー   

<監督>スティーヴン・スピルバーグ
<キャスト> トム・ハンクス , マーク・ライランス , アラン・アルダ , セバスチャン・コッホ

<ストーリー>
米ソ冷戦下の1957年、ニューヨーク。ルドルフ・アベル(マーク・ライランス)がスパイ容疑で逮捕された。彼の弁護を任せられた弁護士のジェームズ・ドノヴァン(トム・ハンクス)は、アベルの死刑回避を勝ち取り、彼とソ連に拘束されたアメリカ人パイロットとの交換を画策することになる・・・。

<感想>
いやぁ、歴史ってすごいですね。
こんなドラマのようなことが、実際に起こったんですから。

ソ連から送られてきたスパイの裁判なんて、体裁だけのものだったはずなのに、彼は、それを全力で戦い、国民の怒りを買ってしまうところは、ちょっと笑えました。笑い事ではないですが・・・(^_^)。
でもその後、その手腕を買われ、ソ連に拘束されていたアメリカ人との交換の交渉役まで任せられてしまうのです。
ただ、その交渉は、一介の弁護士であるにもかかわらず、国と国との交渉をするような、まるで罰ゲームのようにも思える過酷なものでした。

映画後半の、スパイ交換の折衝のシーンは、スリリングで、目も耳も離せませんでした。
三国にとって、「三方一両損」ならぬ”三方一両得”のような話ですが、アメリカは、二人帰ってきたので、一番お得でしたかね(^▽^)。

極寒の橋の上、最後の最後まで、交渉が成功したのか失敗したのか分からず、ただ待ち続けるシーンは、ドキドキものです。
すべてが終わって、アベルが後部座席に座ったのを見届けたドノヴァンの、なんともいえない表情が印象的でした。(2016,12,08)



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